現代アメリカーナ/ブルーグラス・シーン注目の才女MOLLY TUTTLEの2025年作『SO LONG LITTLE MISS SUNSHINE』CD/LP!

  • OLD ROCK
  • 予約ニュース

2025.06.06

  • x
  • facebook
  • LINE

  • メール

■ 現代アメリカーナ/ブルーグラス・シーン注目の才女、モリー・タトル。2022年に発表したNonesuch移籍第一弾作品となった『CROOKED TREE』は世界的に非常に高い評価を受け、今年2月に開催された第65回グラミー賞にて「ベスト・ブルーグラス・アルバム」賞を受賞、伝統的ブルーグラスに現代的解釈を加えた新たなルーツ・ミュージックをシーンに提示していった彼女が、新たなソロ・アルバムを完成させた。

■ モリーにとって通算5作目となるスタジオ・フル・アルバム『SO LONG LITTLE MISS SUNSHINE』。ミランダ・ランバートやレイニー・ウィルソンなどを手掛けたジェイ・ジョイスをプロデューサーに迎え、ナッシュヴィルでレコーディングされた本作は、ここ最近の自身のバンド、ゴールデン・ハイウェイとの作品とはまた趣が異なる、11曲のオリジナルとアイコナ・ポップ&チャーリー・XCXの「I Love It」のカヴァーから構成されたアルバムである。

■ ポップ、カントリー、ロック、そしてフラット・ピッキングに1曲のマーダー・バラードが混在する最新作『SO LONG LITTLE MISS SUNSHINE』は、モリー・タトルにとって新境地とも言える作品だ。本作ではこれまで以上に、彼女のギターが中心に据えられており、また初めてバンジョーの演奏を2曲で披露している。
「自分の音楽ではちょっとカメレオンみたいにありたいと思っている。みんなに推測し続けて欲しいし、たくさん驚かせ続けたい」この新作アルバムについて彼女はそう語っている。様々なヘアスタイルのかつらを被ったモリーをフィーチャーしたアルバム・アートワークもそんなカメレオンでありたい彼女をイメージしているのかも知れない。(彼女は3歳の頃から自己免疫疾患による脱毛症を患っており、National Alopecia Areata Foundationのスポークスマンも務めている)

■ 『SO LONG LITTLE MISS SUNSHINE』で彼女のバックを固めるのは、これまでのゴールデン・ハイウェイの面々ではなく、ジェイ・ベラローズ(ドラムス/パーカッション)、バイロン・ハウス(ベース)、そしてプロデューサーのジェイ・ジョイスも様々な楽器で参加している。この他、モリーのパートナーでもあるオールド・クロウ・メディシン・ショウのケッチ・セクターがバンジョーにフィドル、ハーモニカとハーモニーでフィーチャーされているが、アルバムのオリジナル曲の多くを彼女と共作もしている。またアルバム収録曲の「That’s Gonna Leave a Mark」は、モリーの友人でもあるベター・ザン・エズラのケヴィン・グリフィンと一緒に作った作品である。

■ 「こんなアルバムを作ってみたいと長い間ずっと考えていた。でも私の中では、ここまでの大きな変化に怖気づいてしまっている部分もあって、それがアルバムのタイトルに反映されている」そう語るモリーは最終的には次のように結論付けたという。「人がどう思おうと構わないことにしたの。自分のやりたいようにやるわってね」
ブルーグラスからカントリー、フォークからポップ、ロックまで、カメレオンのように変幻自在に音を操るその巧みなギター・プレイで聴くものを魅了してきたモリー・タトル。大胆に新たなサウンドを纏った彼女は本作でどのような姿を見せてくれるだろう。

最新ニュース