2025.06.06
■ 1970年代前半のプログレッシヴ・ロックとグラムの反動として誕生したパブ・ロック。数時代前のロックン・ロールやR&Bに根差した、そのバック・トゥ・ベーシックなサウンドは、その後のUK音楽シーンに見逃せない影響を与えることとなった。
■ そのパブ・ロック・シーンで一際パワフルな存在感を放ったのがドクター・フィールグッドだった。1977年に勃発するUKパンク(セックス・ピストルズ、ダムド、クラッシュ等)の火付け役となった、UKはエセックス出身の4人組にとって初めてのスタジオ・アルバムであるデビュー・アルバム『DOWN BY THE JETTY』の発売50周年を記念して、初期4作が2025年最新リマスターのCDとアナログLPで発売となる。1970年代パブ・ロックを代表する最重要バンド、ドクター・フィールグッド。ウィルコ・ジョンソン(g)のピックを使わないカッティング、リー・ブリロー(vo)のワイルドな歌声による性急でストレートなロックンロールは、今なお新鮮な魅力を放っており、そのサウンドは今も尚色褪せることは無い。
『ダウン・バイ・ザ・ジェッティ/DOWN BY THE JETTY』
Vic Mailenがプロデュースを手掛けた『DOWN BY THE JETTY』は、5年間もの間休むことなく容赦なくライヴをやり続けたバンドならではパワーを捉えた、ウィルコ・ジョンソンのマシンガン・ギター・プレイとリー・ブリローのヴォーカルがぶつかり合い、火花を散らす名盤。特にアルバムの最後を飾る「Bonie Moronie / Tequila」は彼らのエネルギッシュなライヴを証明する必聴曲となっている。ギタリストのウィルコ・ジョンソンが「She Does It Right」や「Roxette」をはじめとする7曲のソングライティングを手掛けている。後のザ・ジャム、ブームタウン・ラッツ、そしてブロンディーに影響を与えたであろう作品。(2025年作品)
『不正療法/MALPRACTICE』
1975年にアナログLPでリリースされ、後の1990年、Grand RecordsからCD化されたセカンド・アルバム。「Riot in Cell Block #9」などのカヴァー・ナンバー半分、オリジナル曲半分からなる本作は、ウィルコ・ジョンソンのソング・ライティングに磨きがかかった、より踊れるR&Bビート色の強い作品に仕上がっている。(1975年作品)
『殺人病棟/STUPIDITY』
全盛期ドクター・フィールグッドの容赦無く性急でストレートなロックン・ロールを捉えたライヴ・アルバム。全英No.1にも輝いたこの3rdアルバムは、1975年のツアーからの音源を一切オーバーダブ無しで収録。生々しいエネルギーと、ウィルコ・ジョンソン(g)のピックを使わないカッティングとリー・ブリロー(vo)のワイルドな歌声との火花を散らすダイナックなぶつかり合いによる最高のライヴ・アルバムが創り出された。(1976年作品)
『スニーキン・サスピション/SNEAKIN SUSPICION』
1977年発表の4thアルバム。レコーディングの途中でギタリスト/ソングライター、そしてバンドの中心人物でもあったウィルコ・ジョンソンが脱退し、バンドは解散の危機に瀕したが、アルバムは全英アルバム・チャートで10位を獲得し、6週間に渡ってチャートにエントリーし続けた。アルバムのタイトル・トラックは彼らにとって初の全英シングル・チャートにエントリーした楽曲となった。カヴァー・ナンバーを多数収録した作品でもある。(1977年作品)
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