2026.07.24
デヴィッド・ボウイという物語の前日譚が、今語られる…。
常に時代の先端を走り続け、時代を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。
彼がデヴィッド・ボウイとしてのキャリアを歩み始める直前となる1965年に、伝説のプロデューサー、シェル・タルミ―と共にレコーディングしていた多数の未発表音源を含む貴重な楽曲の数々をまとめた作品集『THE SHEL TALMY RECORDINGS』が登場!
「デヴィッド・ボウイ」のという物語の前日譚ともいうべききわめて特別な瞬間に、今スポットライトが当てられることとなる…。
「彼は間違いなく成功すると思っていたよ。ただ一つだけ残念だったことは、彼と私は当時のシーンの約6年ほど先を進んでしまっていたことさ」 ── シェル・タルミー (2017年)
◆常に時代の先端を走り続け、時代を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。60年代後半から2016年まで「変わらず変わり続け」ながら常に時代を刺激し続けてきた伝説的存在である彼の姿を、時代の変遷とともにまとめあげてきた脅威のボックス・セット・シリーズが完結した今、その豊潤なキャリアの前日譚ともいうべき作品がここに登場することとなった。
◆今回リリースされるのは、彼がまだ「デイヴィ・ジョーンズ」と名乗っていた時期に、ザ・フーやキンクスとタッグを組み画期的なヒット曲を生み出してきた60年代を代表する伝説的プロデューサー、シェル・タルミ―と共にレコーディングをしていた音源をほぼ網羅する、「デヴィッド・ボウイ」前夜となる彼の姿を捉えたコレクション、『THE SHEL TALMY RECORDINGS』。ソフトパック仕様のCDと、180グラム重量盤アナログの2形態でのリリースとなる。
◆未発表音源や当時の貴重なデモ音源などを含む全22曲を収録するこの『THE SHEL TALMY RECORDINGS』 (アナログ盤はその中から厳選された12曲を収録)。デヴィッド・ボウイとしてのキャリアを歩み始める直前となる貴重な時期を見事にまとめあげた作品というだけでも非常に歴史的価値の高い作品になるのだが、今作には当時セッション・ギタリストとして活動し、その後ヤードバーズやレッド・ツェッペリンの伝説的ギタリストとして活躍するジミー・ペイジや、ローリング・ストーンズやBEATLES、ザ・フーやジェフ・ベックらとの共演で名高いピアニスト、ニッキー・ホプキンスも参加しており、その歴史的価値をさらに高めている。また、本作に同梱されているブックレットには、ミュージシャンであり音楽史家でもあるアレック・パラオによる詳細なライナーノーツも掲載されている。
◆ボウイとタルミーが初めて出会ったのは、現在はギター愛好家の聖地として知られ、当時は英国の音楽シーンの中心地であり、駆け出しのソングライターたちが自分の楽曲を大手出版社に売り込んでいた場所としても知られる、ロンドンのデンマーク・ストリートでのことだった。その頃シェル・タルミーはザ・フーやザ・キンクスといったアーティストのプロデュースを手掛け、既に大きな成功を収めていたのだが、新たな才能を発掘し、育成するため、独立した活動を始めた頃だった。
◆1964年12月、タルミーはデヴィッドと彼のバンド「ザ・マニッシュ・ボーイズ」と契約を交わし、レコーディングに取り掛かったのだが、その頃ボウイの関心はすでに次へと向かっており、新たなバンド「デイヴィ・ジョーンズ&ザ・ロウアー・サード」を結成する。そのため、ボウイがタルミーと行ったレコーディングの多くは、ザ・ロウアー・サード名義でのものか、もしくはソロ・アーティスト=デイヴィ・ジョーンズとしてのデモ音源だった。
◆タルミーが好んで使用したスタジオは、ザ・フーのお気に入りでもあり (後に彼らはここで傑作『TOMMY』をレコーディングしている)、タルミー自身もロンドンで最高の機材が揃っていると考えていた場所、ポートランド・プレイスにあるIBCスタジオだ。エンジニアを務めたのは、後にBEATLESやローリング・ストーンズ、ザ・フーなど数多くの大物アーティストと仕事をすることになる、当時新進気鋭のグリン・ジョンズだった。また、タルミーはこのバンドの実力を高く評価しており、外部から招いたミュージシャンはわずか一人だけだったのだが、その人物こそ、タルミーが自身の担当するバンドのサウンドに力強さを加えるために起用していた、早熟な天才ギタリスト、ジミー・ペイジだったのだ。後にヤードバーズやレッド・ツェッペリンで伝説的な存在となる彼は、この時期、サウンドに鋭いエッジを効かせるために、自作のファズ・ペダルという「新しいおもちゃ」を頻繁にスタジオに持ち込んでいたという。
◆ここに収録されている貴重な音源がレコーディングされた後となる1965年9月の終わりごろには、デイヴィ・ジョーンズは新たに「デヴィッド・ボウイ」となって、新たな音楽的キャリアを歩み始めていく。『THE SHEL TALMY RECORDINGS』、ここに収録された22曲は、まさに「デヴィッド・ボウイ」が誕生する直前の極めて特別な時期を生々しく捉えた音源なのだ。
* Previously Unreleased
^ Davie Jones & The Lower Third
+ The Manish Boys
- Davie Jones
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