MUSTAPHA SKANDRANI(ムスタファ・スカンドラニ) / イスティクバルと即興 ロングセラー・ピアノ作品のLP 版を新装丁再プレス!

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2024.12.13

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ロングセラー・ピアノ作品のLP 版を新装丁再プレス!

アルジェリアのピアニストで作曲家、ムスタファ・スカンドラニが アンダルシア民謡の旋律をピアノで即興変奏した二つとない珠玉の アルバム、『イスティクバルと即興』 (1965 年)。 時代を超越した穏や かで清冽な純音楽のマスターピース。

アンダルシア古典音楽で西洋由来のピアノは末席、このスカンドラニが開拓したも同然の演奏法でその作品は異端扱いされたそうです。なぜ異端かといえばこの人以前のアンダルシア音楽のコンサートでピアノ独奏はありえず、「イスティクバル」(アンダルシア宮廷音楽の様式のひとつ)をピアノでやるなど余人は考えつかず、当時、物議をかもしたといいます。

アルジェリアの古典音楽はスペインのアラブ・イスラム王朝が起源 のアンダルシア宮廷音楽とトルコの古典音楽が混同し、西洋/アフリ カ先住民/ユダヤ系の影響も受け、東西文化の統合が特徴とされま す。「イスティクバル」は宮廷音楽の組曲様式「ナウバ(またはヌーヴ ァ)」の前奏曲で、幾つかのモード(型)があります。本作では、ひとつの モードをまず主題的に演奏・提示し、その後、変奏を行って1セット とし、合計9 セットのモードを収録しています。本作の分かりやすい 魅力はオリエント/西洋/アフリカが鍵盤上で優雅に交差するさま で、ピアノからつむぎ出される音が一本の繊細な線となって東西世界 を行き来するかように動き回ります。

+ 最新リマスター、新カッティング
+インサート封入(英語・日本語掲載)

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