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ああわからないわからない 今の世の中わからない
好評第一集「添田唖蝉坊・知道を演歌する」に次ぐ演歌二代が綴った叛骨・風刺・諧謔の庶民の明治大正史第二弾!
高田渡やソウル・フラワー・モノノケ・サミットが取り上げた事でも知られる日本の近代流行歌の祖、添田唖蝉坊・知道。叛骨・風刺・諧謔に溢れた歌の数々を土取利行が三味線や多くのアジアの楽器と共に明治大正演歌に新風を吹き込む!
■「添田唖蝉坊・知道を演歌する/第二集」について
第一集では添田唖蝉坊の初期の作品から、演歌師として名声を世間に広めた「ラッパ節」、堺利彦との出会いで作られた反戦歌や社会主義的な歌、そして長男添田知道のデビュー作で最も知られた「東京節」の登場を挟んで、大正12年の関東大震災前後までの二人の歌を紹介してきた。
本アルバムでは主に大震災前後の大正時代に変遷した演歌、特にラジオやレコードの浸透によって歌の在り方が大きく変わり、人から人へと唄い続けてきた演歌師そのものの継続も危うくなってゆく時期の歌を多く紹介した。この変遷期、添田唖蝉坊は演歌師集団を継続させてゆくために様々な働きかけをしているが、その一つに独自の機関誌『演歌』の発行がある。そしてこの『演歌』に一般からの歌詞を募集し、知道が作曲を手掛けるようになっていったことも注目される。このアルバムでは『演歌』と同時に「講談倶楽部」「面白倶楽部」「婦人倶楽部」などに発表されていた歌もいくつか紹介しているが、明治の唖蝉坊演歌の特徴は大衆が馴染んでいた俗曲から軍歌にいたるまで、あらゆるなじみの節を用いて、風刺に富んだ歌詞を作るという替歌を主とした作詞家の要素が強い。
演奏:土取利行(唄・三味線、エスラジ、バンスリ、ダマル、グンブリ、タブラ、サントゥール、ウード他)
■土取利行プロフィール
70年代より近藤等則、坂本龍一等と活動し75年に渡米、渡欧。ミルフォード・グレイブス、デレク・ベイリーなど海外のインプロバイザーと演奏。76年よりピーター・ブルック劇団で30年間にわたって演奏家、音楽監督として活躍、「マハーバーラタ」「ハムレット」など。87年桃山晴衣と「立光学舎」設立。「縄文鼓」「銅鐸」など古代音楽を演奏。近年桃山の三味線で「唖蝉坊演歌」を開始。(以上メーカーインフォより)
TOSHIYUKI TSUCHITORI / 土取利行