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梶芽衣子43 年ぶりのオリジナルフルアルバム「追憶」。
ボーナストラックとして新録したヒットナンバー『女囚さそり』
シリーズ主題歌「怨み節」も入り全10 曲収録。
1970年代、映画「野良猫ロックシリーズ」「女囚さそりシリーズ」など、数々の日本映画で異彩を放つ姿で人気を不動のものにした梶。近年では梶の熱狂的ファンとして知られる映画監督クエンティン・タランティーノが、自身の映画『キル・ビル』にて梶の楽曲「修羅の花」と「怨み節」を使用したことなどが有名だ。そんな梶がオリジナル・フルアルバムをリリースするのは、なんと43年ぶり。本作はインディーズロックシーンの雄、鈴木慎一郎氏が全曲のプロデュースを行った。なんともドラマティックなのは、慎一郎氏の実父である鈴木正勝氏は43年前、梶のメインプロデューサーであったという事実。偶然と必然の運命に導かれ、慎一郎氏は梶をカリスマティックな色へ染め上げた。
only one presenceの歌声で歌い上げたJロック歌謡サウンドが満載の本作は、表現者としての熱感が言葉では言い表せないほど詰まった秀逸のアルバムに仕上がっている。新録したヒットナンバー『女囚さそり』シリーズ主題歌「怨み節」も含め、全10曲収録。
さらに、3月12日(月)には梶の自伝「真実」が文藝春秋より発刊された。このヒストリーブックは“カッコ良き女性”のパイオニアとして歩んで来た彼女のすべてが詰まったものとなっている。往年のファンだけでなく、すべての世代必見の一冊だ。
MEIKO KAJI / 梶芽衣子