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暁闇の住宅地を彷徨く、名前のないトラッド。 吉田悠樹、服部将典、牧野琢磨、中尾勘二からなるNRQのファーストアルバム「オールド・ゴースト・タウン」。NRQのサウンドには、現在楽器を演奏するに当たって仮構されざるを得ない「元の根」という存在への、自覚的かつ軽やかな態度が全編に鳴り響いている。「自覚的」なのは、メンバー各人がそれぞれ立ち位置を異にした優れたルーツレス=即興演奏者であることに由来するだろうし、それが「軽やか」なのは、本来は一人で孤独に乗り越えられるべきこのような困難があっさりと「バンド」によって実現されているという、簡単な奇跡によって付加された歓びだ。四人の気質は音楽を聴く限り、それぞれまったく異なっていると思われる。しかし彼らは一緒に曲を作り、演奏し、ぼくたちの前にあたらしい過去を立ち上げる。ぼくはこのあたらしい過去にこそ郷愁を感じる。--- 大谷能生(ミュージシャン/批評家)
読み方は「ニュー・レジデンシャル・クォーターズ」。略して「NRQ」。2007年に吉田悠樹(二胡)+牧野琢磨(guitar)デュオとして活動を開始。2008年には服部将典(contrabass)が参加。中尾勘二氏(drums / sax / tb / cl)にも参加を依頼、現在はカルテット編成となっている。合計12弦とドラムスで、訥々とした新興音楽を奏でる。バンド名は “新興住宅地” の意。
NRQ