編曲の美学

山川恵津子

アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代

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ISBN
9784866472171
発売年月
2024年5月
版型
四六
ページ数
272
製本
並製
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商品詳細情報

人前で歌うのは嫌い。でも音楽を仕事にしたかった。

レコーディングのときめき。裏方の技術。
1000曲以上のアレンジを手がけ、サウンド志向の時代をけん引した、
日本を代表する女性編曲家がはじめて綴った職業=アレンジャーへの思い。





・ 著者・山川恵津子さんの作品集『編曲の美学 山川恵津子の仕事』など3作品がタワーレコードより発売!


80年代のアイドル全盛期から現在まで。
1曲が完成するまでに関わるプロの裏方たちの仕事と矜持。
ディレクター、マニュピレーター、写譜屋、エンジニア、スタジオミュージシャンとの出会い。

歌手と編曲家との相性抜群の名曲を生み出した渡辺満里奈との30年越しの「初」対談、
ボカロ曲「人マニア」も話題の、新世代の音楽プロデューサー原口沙輔との世代を越えた同業者同士の濃密な対談も収録!

巻末には音楽家、豪華ライター陣による推薦曲レヴューも収録!
特別寄稿:売野雅勇、金澤寿和、加茂啓太郎、川原伸司、栗本斉、ケンカイヨシ、藤井陽一、星健一、馬飼野元宏、松井五郎、山口美央子

巻末付録として「山川恵津子 作曲・編曲リスト」(全24ページ)掲載!


<目次>
まえがき 外からは見えない編曲家という職業

イントロ この仕事こそがクリエイティブを極める最高峰

1章 80年代アイドル黄金時代――編曲家としての日々
アレンジャーの苦労は絶えない
職業作家としての心構え
アイドル黄金時代の楽曲構造
作曲脳と編曲脳――DAW以前は別々の脳の使い方だったのだ
作曲と編曲の境目がなくなった――DAW以降
アレンジャーは決断力!
一日でスコアを書ききるという生活
アレンジの良し悪しはあるのか
女子の楽曲が好き――私のこだわり

2章 人前で歌いたくない!――私はこうして職業作家になった
ピアノから合唱へ
ヤマハ音楽振興会・九州支部時代
鳴海寛くんとの出会いと初レコーディングと
プロフェッショナルな世界の心地良さ
編曲までやらないと表現できない自分
大村雅朗さんとの出会い
「東北新幹線」――さらに複雑なハーモニーを求めて

3章 レコーディングスタジオの職人たち
スタジオにいてもいいんだ
コーラスの職人たち――木戸・比山・山川で3000曲
アイドル楽曲におけるコーラスの変遷
仮歌という仕事
大滝詠一さんとのレコーディング
アレンジャーとしての山下達郎さん
筒美京平さんとの思い出
写譜屋さんも音楽家のひとり
スタジオミュージシャン、マニピュレーター、エンジニアたち

4章 職業作家は環境を更新していかないといけない
黄金期は続かない
世紀末のフリーランスの過ごし方
すべての曲に自分の苦労のあとがわかる、97年作の又紀仁美『Be Myself』
21世紀に職業作家が思うこと――サブスクリプション以降
職業作家はみんなが仕事仲間――若手作家やボカロPとの交流
ゲーム「アークナイツ」の音楽で80年代の再現と再会

あとがき

スペシャル対談 渡辺満里奈、原口沙輔

特別寄稿 私の好きな山川作品
売野雅勇、金澤寿和、加茂啓太郎、川原伸司、栗本斉、ケンカイヨシ、
藤井陽一、星健一、馬飼野元宏、松井五郎、山口美央子

巻末付録 山川恵津子 作曲・編曲リスト


デザイン:森田一洋


<正誤表>
本書の初版に誤植がございました。
以下の通り訂正し、読者および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

P131 10行目、12行目、14行目
誤:前田憲男
正:羽田健太郎