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Fred FrithやLars Hollmerと交流、チェンバーロック的な特異な音楽性を持つCONVENTUM等で活躍したカナダ・ケベックの世界的前衛ギタリスト:Rene Lussier(g/b/synth)による、自身が設立したレーベルのAmbiances Magnétiquesより発表された'89年作が'21年英ReR Megacorpより3枚組CDにて拡大再発!
前述のFred Frith(g)を筆頭にJean Derome(sax/key/vo/fl)、Tom Cora(vc)、Pierre Tanguay(drs)、Richard Desjardins(p/vo)など当時のアヴァン・ロックシーンを彩ったミュージシャン達を迎えた大編成による制作となっています。チェロをはじめとする弦楽器による不協和音やノイジーなエフェクトが施されたエレキ・ギターを主体として奏でられる、チェンバー/アヴァン・ロックとフリー・ジャズの間を行き交う鋭利な即興性と不穏な雰囲気を漂わせるコンポーズが魅力的ながら、それだけに留まらないのがこの作品。本作の根幹を成しているのが、アルバム・タイトルを直訳すると「言語の宝物」となる事からも推察される通りの会話/演説などのスポークン・ワードと楽器のユニゾンです。それはまさに声を音階に変換し楽器にて再演奏するHermeto Pascoalが試みた手法を、フランス語/チェンバー・ロック的に再解釈した様な特異なサウンドとなっています。その性質故、本作は拍子/テンポはもとよりおおよそ予測不可能なリズム/メロディー/ハーモニーに溢れた非常に刺激的な作品となりました。また'07年のLa Tribu再発盤と同様に、90年代前半の録音されたライブ用の未発表マテリアルをCD2・3に収録。オリジナル盤/再発盤はいずれも新品では入手困難となっていた作品であり、レコメン・ファンにとっては必聴&嬉しい再発です!

【3枚組/4面Digipack仕様】