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もはや向かうところ敵無し状態で、世界各地の知られざるヴィンテージ・サウンド発掘に全勢力を注ぎ込んできたSOUNDWAYレーベル。 2011年アルバム第二弾となる本作は、SOUNDWAYのディギング・ポイントの一つである南米コロンビアに再び向かった。SOUNDWAYコロンビア・シリーズ初のアーティスト・アーカイヴ。白羽の矢が向けられたのは、伝説のバンド・リーダー、ブラス"ミチ"サルミエントである。
1938年生まれで60年代よりカルタヘナ/バランキージャといったコロンビア・ミュージックの温床と言われるリゾート地域を根城に活躍したサキソフォン/クラリネット奏者。自身のグループ「コンボ・ボラーヴォ」を率い、ニューヨーク系ラテンのモダニズムと取り入れたサルサ/デスカルガから、クンビアをグルーヴィーにアップデートしたオリジナル・ビートなどで、いわば夜のダンス・ホールを彩っていた。 当時のレコーディングは現地フエンテス・レーベルに作品が残されるが、その真実はカルトなヴィンテージ・サルサ・マニアの間でのみ語られるのみであった。昨今では、先述のSOUNDWAYリリース「COLOMBIA!」に一部の音源が収録。そして2010年には、現地コロンビアのインディペンデントから初のベスト盤がCDでリリースされるなど、俄かにその再評価が取り沙汰されている偉人なのだ。
そこで登場が、「コンボ・ブラーヴォ」名義で1967-77年までにレコーディングされた好テイクが全16曲収録された、このセレクション。アグレッシヴなデスカルガから、疾走するグァグァンコー/ソン・モントゥーノからマンボ、そしてクンビア・タッチのものまで、その多くはミチ本人のペンによるもの。アタックの強いリズム・セクションと、ミチ・サルミエントの豪快なサキソフォンをフィーチュアとしたホーン・アンサンブル、そしてギターやオルガンのフレーズとが絶妙にシンクロし、イナセな兄貴風情のヴォーカルとともにホットに開花する。隣国ペルー/ヴェネズエラの同時代ラテン・サウンドや、レイ・バレットのデスカルガ・カバー(M11など)に見られるようなN.Y.サルサともリンクするジャジーなフレイバーも相俟って、ヴィンテージ・サルサ・ファンのツボも刺激しまくるコンテンツ。
貴重な当時のシーン史実を掲載したライナーノーツ、充実カラーブックレットも例によってSOUNDWAYの為せる業。すべての秘境サウンド・フリーク、そしてレア・グルーヴ・ディガーをも唸らす新たなコロンビア・クラシックス・アンソロジー登場!!
MICHI SARMIENTO