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〈作曲〉は、音楽のはじまりだろうか──
“contemporary music”をかたちづくる180人を超える作曲家とその周辺。
40年におよぶ思考を辞典形式で再構成する。
「作曲という、部屋にこもってひとりでおこなう作業、そうした「イメージ」が抱かれやすい作業......
ひとりでやっているようでいて、まわりからうけるさまざまな刺激や影響があり、
それ、それらを変換して、他者を介しまたべつの他者、他者たちに波動をつたえる通過点としての、
ブラックボックスとしての、作曲家。その部分が個人としてとくに強調された時期の固有名」
──「あとがき」より
現代の音楽文化を対象に旺盛な執筆活動をつづける音楽評論家・小沼純一が1980年代半ばからおよそ40年にわたって、さまざまな媒体に発表してきた「作曲」をめぐる文章を一挙集成。
180人以上の「作曲家」とその作品、楽器や演奏家など「作曲」の周辺をめぐる思考を、作曲家名のアルファベット順に並べ、「作曲家事典」として活用できるよう構成した。
ひとりの評論家による「作曲の世界」の定点観測として、他に類をみない規模・期間にわたる貴重な記録を1冊に。
幅広い視野に立ち、自由で軽やかな筆致で綴られた文章は、わたしたちを「作曲とはなにか」という深い思索へといざなう。
アルテスパブリッシング創業15周年記念出版。600部限定。
[目次]
はじめに──作曲「と」20世紀
作曲 めぐって
PART 1 作曲家A to Z
PART 2 作曲家群像
PART 3 作曲の周辺
──音楽のジャンル/作曲の技法/楽器の世界/声の音楽/インタヴュー
作曲のゆくえ
あとがき
索引
[著者略歴]
小沼 純一(おぬま・じゅんいち)
1959年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は音楽文化論、音楽・文芸批評。第8回出光音楽賞(学術・研究部門)受賞。創作と批評を横断した活動を展開。主な著書に『無伴奏──イザイ、バッハ、そしてフィドルの記憶へ』(アルテスパブリッシング)、『武満徹逍遥──遠ざかる季節から』『魅せられた身体──旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(以上、青土社)、『本を弾く──来るべき音楽のための読書ノート』(東京大学出版会)、『映画に耳を──聴覚からはじめる新しい映画の話』(DU BOOKS)、『音楽に自然を聴く』『オーケストラ再入門』(以上、平凡社新書)ほか。創作に『しっぽがない』『ふりかえる日、日──めいのレッスン』(以上、青土社)、『sotto』(七月堂)ほか。
A5判・976ページ
JUNICI KONUMA / 小沼純一
小沼純一(こぬま・じゅんいち)
1959年生まれ、早稲田大学文学学術院教授、音楽文化研究、音楽・文芸批評。1997年度、第8回出光音楽賞(学
術研究部門)受賞。「音楽文化」の視点から、音楽、映画、文学、舞台、美術など幅広い著述活動を展開。音楽誌、
文芸誌などに寄稿多数。主な著書に『オーケストラ再入門 シンフォニーから雅楽、ガムラン、YMO まで』(平
凡社新書)、『武満徹 音・ことば・イメージ』『ミニマル・ミュージック』『アライヴ・イン・ジャパン』(以上、
青土社)、ほか多数。訳書にミシェル・シオン『映画の音楽』(みすず書房・共同監訳)、マルグリット・デュ
ラス『廊下で座っているおとこ』(書肆山田)など。坂本龍一総合監修による音楽全集「schola(スコラ)」シ
リーズの選曲・執筆にも携わる。
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小沼純一作曲論集成 音楽がわずらわしいと感じる時代に
9,500円(税込)
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