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エミール・グリューステンのベートーヴェン後期ピアノ・ソナタ集
ベートーヴェンを「とても親しい友人」として「日常生活の楽しい時間」を分かち合ってきたというグリューステン
古典から現代までさまざまな様式を俯瞰しつつ有機的な一貫性を重視して構築されたベートーヴェン
グリーグの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』(DACOCD964)をベネディクテ・ダムゴーと共演したエミール・グリューステンのベートーヴェンがリリースされます。ベートーヴェンのピアノ音楽は、グリューステンが8歳か9歳の時に《エリーゼのために》に初挑戦して以来、「とても親しい友人」として「日常生活の楽しい時間」を分かち合ってきたというレパートリーです。
後期のソナタを録音するこのプロジェクトは、COVID-19 のパンデミックによって「日常生活が中断され、ありあまるほどの自由時間を手に入れたこと」がきっかけで始まりました。楽しい時間という以上にベートーヴェンと真剣に向き合うこと。イ長調、ホ長調、変イ長調の3曲は、グリューステンがレパートリーとしていた作品。「ハンマークラヴィーア・ソナタ」と呼ばれる「巨大で、見たところ演奏不能な」変ロ長調と「32曲の中でもっとも霊的で神秘的な」ハ短調は、彼が初めて挑戦する作品です。5曲すべて、新たなアプローチで解釈と演奏を練り、独自の「ベートーヴェン」を探っていきます。アカデミーで音楽理論を教える同僚のトマス・ソーラクが協力して、2020年、「ベートーヴェン再構築」のプロジェクトが始まりました。録音セッションは、プロジェクトのスタートから2年あまり経った2023年に行われました。アカデミーの1930年代後期に作られたコンサートホールで復活祭週間の4月に Op.101 とOp.106、夏季休暇の期間にOp.109 から Op.111 までの3曲が録音されました。グリーグのアルバムと同じ、コペンハーゲン在住の若いサウンドエンジニア、フェデリーコ・マッティオリが制作と録音エンジニアリングを担当。グリューステンがライナーノーツを執筆しました。古典から現代までさまざまな様式を俯瞰しつつ有機的な一貫性を重視して構築されたベートーヴェンです。
(東京エムプラス)
【収録内容】
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101/
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》/
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調Op.109/
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110/
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
【演奏者】
エミール・グリューステン(ピアノ)
※録音:2023年4月3日-5日&7月24日-26日、王立デンマーク音楽アカデミー メイン・コンサートホール(コペンハーゲン)
EMIL GRYESTEN / エミール・グリューステン