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ショパンのナショナル・エディションで知られるヤン・エキエルの貴重なピアノ作品全集
ヤン・エキエルはピアニスト、教育者、研究者として、ポーランドの芸術と文化に大きく貢献した人物です。1913年にポーランド南部のクラクフで生まれたエキエルは、1937年の第3回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞を果たし、傑出したコンサート・ピアニストとしてキャリアを築きました。その後ワルシャワ国立高等音楽学校、ショパン音楽アカデミーで教授を務め、優れた教育者としてもその手腕を発揮しました。また、ショパンの研究者として編集したショパン全集「ナショナル・エディション(エキエル版)」は、ショパン国際ピアノ・コンクールで公式に採用されています。
エキエルの作曲活動は主に1932年から1951年頃にかけての青年期に行われており、このアルバムには1932年から1949年にかけて作曲されたピアノ作品が収録されています。その作風はショパンやシマノフスキに影響を受けたロマン派的、抒情的な面を持ちながらも、独創的な作品を生み出しています。
ピアニストのアグニエシュカ・プシェミク=ブリワはショパン音楽アカデミーを優秀な成績で卒業し、ソリストおよび室内楽奏者としてポーランドの多くの都市でコンサートを開催しています。また、ヨーロッパ、アメリカ、中国、日本など世界各国でも演奏活動を行い、国内外の音楽祭にも多数ゲスト出演しています。2018年からはショパン音楽大学の教授に就任し、後進の指導にも当たっています。
(東京エムプラス)
【収録内容】
エキエル(1913-2014):
2つの前奏曲 Op.1/
2つのマズルカ Op.2/
子守歌Op.3-1/
ユーモレスク Op.3-2/
トッカータ Op.4/
マズルカ Op.5/
ハイランド舞曲/
色彩のメロディー/
20のキャロル
【演奏者】
アグニエシュカ・プシェミク=ブリワ(ピアノ)
※録音:2021年9月、ショパン音楽大学コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
AGNIESZKA PRZEMYK-BRYLA / アグニエシュカ・プシェミク=ブリワ