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オッリ・ムストネン/ バッハ、ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ名演集 (Sony Classical Masters)フィンランドの鬼才ピアニスト、オッリ・ムストネンがRCAに残した4枚分のソロ・アルバムをセット化したもので、発売以来久しぶりの復活となります。ベートーヴェンは、ムストネンがデッカに録音した変奏曲集の続編となったアルバムで、大作ディアベリ変奏曲のほか、変奏曲を終楽章に持つ晩年のソナタ第30番や、比較的珍しい小品が網羅されています。先鋭な主張、超個性的な演奏で知られるムストネンの特質が十二分に発揮され、その一音一音に明確な強度と音色の差を作って重層的な響きを生み出し、作品のキレ、スピード、生彩感を浮き出させています。《CD3-4》は、バッハの「平均律」第1巻とショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」から、それぞれ12曲の前奏曲とフーガと取り出し、ハ長調からロ短調まで半音ずつ調性が上行するように組み合わせたもの。この強烈な対比から見えてくるのは、バッハとショスタコーヴィチと隔てる200年という時間の中で脈々と生き続ける偉大な西洋音楽の伝統といえるでしょう。なおムストネンはこの続編をオンディーヌ・レーベルに録音しており、2004年に発売されています。 (資料提供:ソニーミュージック) 【収録予定曲】《CD1》 ベートーヴェン:1) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109, 2) 10の民謡主題と変奏曲Op.107 [録音]1998年/《CD2》 ベートーヴェン:1) ディアベリの主題による変奏曲 Op.120, 2) 弦楽五重奏曲 ハ長調 Hess41「断片」(ベートーヴェンの最後の楽想). 3) アレグレット ハ短調 WoO.53, 4) バガテル ハ短調 WoO.52, 5) アレグレット ハ短調 Hess 69, 6) ピアノのための小品「楽しく、悲しく」WoO54 [録音]1996年/《CD3-4》 1) J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846~869より12曲, 2) ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ作品87より12曲[録音]1997年/【演奏】 オッリ・ムストネン(ピアノ)