60年代半ば、アイク&ティナ・ターナーの興行の中のバック・ダンサー/シンガー・グループのアイケッツの一員として19歳でイギリスの地を踏んだP.P.アーノルドことパトリシア・アン・コール。ロンドンでミック・ジャガーに気に入られ、すぐさまアンドリュー・ルーグ・オールダムとサインしイミディエイト・レコーズに所属。1967年には1STアルバム『FIRST LADY OF IMMEDIATE』をリリース。続いて68年にリリースされた2NDが本作です。アンドリュー・ルーグ・ルダムがプロデュースし、ミック&キースによる"As Tears Go By"、ビーチボーイズ"God Only Knows"、ビートルズ"Yesterday"と"Eleanor Rigby"、ビージーズ"To Love Somebody"といった素晴らしいカバーを収録。中でもチップ・テイラーの"Angel Of The Morning"はシングルとしてもリリースされ大ヒットしました。なんと本作は南アフリカでも広く親しまれ、アパルトヘイト政権と闘う南アフリカの黒人たちのアンセムになっていたということも知られています。
