ESKAHL 2020 / エスカール 2020:ライブ・ツアー 2020

MAGMA (PROG: FRA) マグマ

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レーベル
ディスクユニオン
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
組数
2
規格番号
DAKT19
通販番号
1008337698
発売日
2021年10月06日
EAN
4988044867499
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商品詳細情報

フレンチ・プログレッシヴ・ロックバンドの大御所:マグマ、新体制による短期間で終了してしまった2020年ツアーの模様を収録した、バンドの現在の姿を伝える2枚組ライブ盤が国内仕様盤で発売!

【2枚組/デジスリーブ仕様/国内帯・日本語解説付輸入盤(盤は輸入盤を使用/原盤:仏:Seventh Records)/解説:宮本重敏】

クリスチャン・ヴァンデ(ドラムス/ボーカル)率いる仏の大御所プログレッシヴ・ロックバンド:マグマ、2020年2月末より開始されるも新型コロナウイルスによる影響の為わずか6公演のみで終了してしまった新体制によるツアーの模様を収録した、'21年発表の2枚組ライブ盤が帯/日本語解説付きの国内仕様盤にて登場!
2019年末、マグマは2008年以来となる大型改編を決行。フィリップ・ブソネ(ベース)、ブノア・アルジアリ(ビブラフォン)、ジェローム・マーティノー(キーボード)3名の脱退が発表されました。特に1996年のマグマ再始動後から20年以上の長きに渡りバンドに貢献を果たしたフィリップの脱退はファンの間に衝撃と波紋を呼び、クリスチャン自身がバンドの公式Facebook上にて声明文を発表する事態に陥りました。
そしてそれと同時に6名のミュージシャンの加入が発表されました。2012年作『フェリシテ・トス』収録曲の「諸人来たりて」や2019年作『ゼス』においてコーラスとして参加し、それまでも何度か単発的にライブにおいてもゲスト参加を果たしていたサンドリーヌ・デステファニス(コーラス)、シルヴィ・フィジケラ(コーラス)、ローラ・グアッラート(コーラス)のコーラス隊3名、ディディエ・ロックウッドやジャン・マルク・ジャフェなどといった周辺アーティストとの共演歴もあるジャズ・ピアニストのティエリー・エリエス(キーボード)、前期オファリング/1996年のマグマ/ウェルカムなどクリスチャン・ヴァンデ周辺において活躍、2019年ソロ作『NOUS VERRONS...』も傑作であったシモン・グベール(キーボード)の5名に加えて、何より注目なのは70年代中期に短期間在籍したのみながらバンド/クリスチャン自身に大きな影響を与え、未だ"伝説のベーシスト"として語り継がれるかのジャニック・トップの息子であるジミー・トップ(ベース)の加入です。父を彷彿とさせるふくよかで立体感のあるベース・プレイはフィリップのそれとはまた異なっており、バンドに新たなる響きを加えています。その6名に加え、前体制から引き続き参加のステラ・ヴァンデ(ボーカル)、イザベル・フュエボワ(ボーカル)、エルベ・アクノン(ボーカル)、ルーディ・ブラス(ギター)、そしてクリスチャン・ヴァンデ(ドラムス/ボーカル)の計11名体制となり、全体としてコーラスの増強・エレクトリックな楽器の使用といった2点において、90年代前半に試みられたLes Voix de Magmaの拡張版とも云える編成となりました。
ZUND 1(CD 1)には2019年の来日公演でも披露された、「トゥーザムターク」「ヴルダー・イター」「呪われし地球人たちへ」の3曲から成る"トゥーザムターク3部作"の抜粋メドレーを3月8日のペルピニャン公演から収録。2019年からセットリストに加わったこのメドレーの基本的な構成は2009年に発売されたライブ盤『ライブ・イン・トーキョー』CD2収録のLes Voix編成による演奏のものと大差はございませんが、特徴的なのは今回はギター/ベース/キーボードといったエレクトリックな楽器を用いている点であり、特に「ヴルダー・イター」におけるエレクトリック・ギターの導入というのは1996年再始動後の作品の中では本作が初となります。極めつけは「呪われし地球人たちへ」内のパート'救世主「ネベア・グダット」'で、幻想的なエレピの反復/柔らかく差し込まれるキーボードの装飾/沈みゆく様なクリスチャンの歌唱が折り重なったそのサウンドは歴代最高とも感じられるテイクとなっております。
ZUND 2(CD 2)には「コバイア」「フォー・トゥモロウ」「オーロヴィル(夜明けの街)」「トロール・ダンス」の4曲を3公演から収録。「コバイア」はファースト1曲目の言わずと知れたバンドの代表曲で、意外と70年代においてはライブで演奏される機会が少なかった曲ですが、再始動後はアンコールでの定番となっております。このツアーでは1回のみの披露であった為何気に貴重なテイクとなっており、分厚いコーラスとエルベの熱唱が心に響きます。「フォー・トゥモロウ」はジャズ・ピアニスト:マッコイ・タイナーの'77年作『インナー・ヴォイセズ』収録曲のカバー。クリスチャンのお気に入りであるのか、クリスチャン・ヴァンデ・トリオ/カルテット/アリエンなどジャズ方面の活動で度々演奏されており、オファリングやマグマといった編成でもカバーの実績があります。こちらもこのツアーでは1回のみの披露でしたのでこれまた貴重な演奏であり、『インナー・ヴォイセズ』収録テイクにも匹敵する重厚なコーラスは一聴に値します。
「オーロヴィル(夜明けの街)」は、マグマ/アリエンなどクリスチャン周辺での活動に加えて晩年のチェット・ベイカーに帯同していた事でも知られている、2003年に逝去した鍵盤奏者ミシェル・グライエのペンによるナンバー。アリエンなどのジャズ・フィールドでの演奏に加えて、ミシェルへの追悼の意を込めて2003年以降マグマ/オファリング編成でも幾度か演奏されています。今テイクはシモン、ティエリー、ジミーの新加入の3名のみによる演奏で、美しくも力強いプレイは感動的です。「トロール・ダンス」は1976年作『ウドゥ・ヴドゥ』に収録されている曲で、ライブ演奏はこのツアーが1977年以来実に約42年振りとなる演奏です。
バンドの現在進行形を伝えるライブ盤/映像作品というのは実の所従来ではほぼ存在せず、そういった観点においても本作は貴重な作品となっております。マテリアルに乏しかったこのツアーの模様が確認出来る、ファンは必携&必聴のライブ盤です!

ソングリスト

Disc 1

  • 1. トゥーザムターク - 抜粋 (3月8日 ペルピニャン公演)
  • 2. ヴルダー・イター - 抜粋 (3月8日 ペルピニャン公演)
  • 3. 呪われし地球人たちへ - 抜粋 (3月8日 ペルピニャン公演)

Disc 2

  • 1. コバイア (3月6日 ボルドー公演)
  • 2. フォー・トゥモロウ (3月7日 トゥールーズ公演)
  • 3. オーロヴィル(夜明けの街) (3月8日 ペルピニャン公演)
  • 4. トロール・ダンス (3月8日 ペルピニャン公演)