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伝説的アシッド・フォーク/チェンバー・ロック界の至宝、世界に誇る幻想的無国籍音響バンド、GHOST(1984-2014)アーカイブシリーズ 第3弾
神瀧山清龍寺不動院、早稲田奉仕園教会に於るライブ演奏を収録 聖域の磁場を介し、恐ろしいまでに美しい珠玉の楽曲と即興の歴史的記録!
1992年より始まった寺院や教会での残響音を最大限に活かした『Live Temple Tour』のライブ編集盤は魔術的空間サウンド。スタジオ盤とは大きく異なるエモーショナルなM2、美しく叙情的アレンジが冴えるM4、8など。ライブ盤でありながら初期集大成と言える3rdアルバム。1994年P.S.F.レコード発売のオリジナルマスターテープをリマスタリングしボーナストラックを加え新装発売。
[Ghost]
1984年東京にて結成。馬頭將器 Gt, Vo, etc、瀧澤大志 Sax, Flt, etc、荻野和夫 P, Recorder, Lute, etc の3人を中心として、1996年には栗原道夫 Gt を加えて2014年まで活動を続けた。結成当初は全員が18歳。同時代や既成の音楽表現を拒否して「全く新しい音楽」の創造に時間を費やしていた。テープレコーダーを複数集めてテープコラージュを始めとして、再生ヘッドを追加した改造テープレコーダーで音像の増幅や作為的なずれを探求していた。そこにバンドとして反復演奏(ミニマリズム)を執拗に乗せてゆく手法を暫く試していた。1987年には強烈なバックビートの即興演奏を始め、やがて烈しいフリーロックへと変貌して行く。フォビズム(野獣派)とでも呼ぶべき荒々しい即興演奏の中に己の精神性を投影していたのだ。1988年頃より、演奏の場をライブハウスなど以外へ求め、野外や廃墟などでのハプニング的要素を含んだ即興演奏へと比重を移す。
馬頭はコミューンの仲間と廃墟などで頻繁に演奏し、時に瀧澤や荻野と合流して新宿駅周辺などを活動拠点としていた。最初の作品制作の着想は、不失者を脱退した臼井裕行が加入して更に加速した即興演奏により始まったが、製作途中より作曲された楽曲をも取り入れ、結果的には楽曲と即興的楽曲の混在した作品が完成する。往時の混沌とした即興演奏は、随所にパーツとして散りばめられて散見される。元来が共同体としての緩い組織であった彼らは、第1作目の製作の過程で殆どのメンバーが脱退してしまっていた。そこで、1990年に2作目を制作するに当たり、ドラムスとベースを迎えたバンド形態を取ることになる。因に1作目では、ドラムスとベースが入る曲は3曲のみである。
この2作目の発表に当たって始まった自主企画 Live Temple は、寺院や教会などで演奏する事でこれらの聖域の持つ磁場の様なものatmosphereを介して、聴衆と共時的同一化を図るという主旨のもとに始まった。それらの活動は3作目に記録として集約される事になる。4作目では、こうしたグループの背景を映し出すように、ヒッピー的なおおらかさに加え、東西の多種多様なアコースティック楽器を用い、バンドサウンドから室内楽的アンサンブル、ドローンやヴォーカリゼーションまで多彩な側面を備える彼らならではの表現形態が確立された。このLama RabiRabi はアメリカデビュー盤としてシカゴの Drag Cityよりリリースされた。これ以降、現在迄続く馬頭の作品群は全て Drag City からの発表である。今や30年を越す歴史の Drag City は全米最大のインディペンデントレーベルとして君臨している。Joanna Newsome, Jim O'Rouke, Billy Prince Bonny, Red Clayora などの仲間と在籍している。
GHOST