Boris、ニンジャスレイヤーに提供した3曲を新録でアナログ盤リリース

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2016.01.29

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■Borisの最新アナログ盤は“キルミスター”“Memento Mori”“Aurashi no Ken”の3曲を収録。いずれも多角的に話題を呼んだ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイション』にエンディング・テーマ/挿入歌として提供したことで更に広い層へも知れ渡った曲だが、Borisの単独音源には初収録。今回は新録/新ヴァージョンのハイ・レゾ48k24bitマスター音源をラウド・カッティングで仕上げたアナログ盤だ。
■新たなキラー・チューンとして早くも代表曲入りの呼び声高い“キルミスター”は、最近のライヴで披露しているロング・ヴァージョンで収録。サイケデリック/プログレッシヴなテイストのブリティッシュ・ロック・バンドMANのカヴァーを大胆に挟み込む構成と空間を生かした演奏は、トリオ編成のロック・バンドとしての醍醐味を改めて感じさせる。ひんやりとした感触の“Memento Mori”はヘヴィなドローンですら耳馴染みの良い歌ものに昇華させるBorisの真骨頂であり、ショートカット・チューン“Aurashi no Ken”での目まぐるしさにも曲展開の先を読ませない彼ららしさが溢れている。
■特筆すべきは全曲アナログ&モノラル・ミックスで行ったこと。中村宗一郎氏がピース・ミュージックのアナログ卓を駆使してミックス、一聴して分かる各パートの剥き出し加減は非常にスリリングで、一音一音の粒の大きさに驚かされる。スタジオの空気や湿度まで封じ込めたかのような立体的な生々しさは、過剰に装飾を施す煌びやかな現代のレコーディング手法や、何百トラックも重ねて人工的に生み出す音圧とは真逆にある。Borisの総括的作品と称された『NOISE』(2014)での徹底的に音をそぎ落としたレコーディングから更に一歩進んだ上で、名作『あくまのうた』『PINK』時代への揺り戻しも感じさせつつ、すぐそこにあるはずの‘次’を示唆する仕上がりだ。
■昨今の再評価と売上増が信じられないほど、90年代半ばには‘死にゆくフォーマット’と呼ばれたアナログ盤。そんな時代から20年に渡り、Borisは一時も途切れることなくアナログ盤をリリースしてきた。新曲発表やモノラル・ミックスという大胆な試みを、敢えてアナログ盤というフォーマットで、フットワーク軽く取り組む。
■同時発売: Boris with Merzbow 『現象 -Gensho- Expanded Edition』 4CD: DYMC-260 税抜価格:\5,500+税

<New album>                                              
アーティスト : Boris
アルバム : Mr.Shortkill
発売日 : 2016/03/16
価格 : 2,200円 + 税
レーベル : Daymare Recordings
フォーマット : 12" VINYL EP
Tracklist:
01. キルミスター Killmister incl."Many Are Called, But Few Get Up"
02. Memento Mori
03. Aurashi no Ken

  • BORIS / Mr.Shortkill
    • PUNK

    Mr.Shortkill

    BORIS

    2016年03月16日 / 12"(レコード) / JPN

    2,420円(税込)

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