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映画『コミットメンツ』や『ONCE ダブリンの街角で』で広く知られるアイルランドのシンガー・ソングライター、グレン・ハンサードの3rdアルバム『BETWEEN TWO SHORES』完成。
言葉と音に希望と力、祈りと癒しを込め、紡ぎだされた歌が聴くものの深く心に沁みる。映画『コミットメンツ』や『ONCE ダブリンの街角で』で広く知られるアイルランドのシンガー・ソングライター、グレン・ハンサード。The FramesやThe Swell Seasonのメンバーとしても活躍する彼が通算3作目となるソロ・アルバムを完成させた。
2012年の1stソロ作『RHYTHM AND REPOSE』、グラミー賞にもノミネートされた2015年の『DIDN'T HE RAMBLE』に続く本作『BETWEEN TWO SHORES』は、グレンにとって初のセルフ・プロデュース作となる。収録されている楽曲は、彼がこの6年間書き溜めてきたものが中心となっているが、それらを数週間でアルバムという形にまとめたという。今年の3月、自分の書き溜めた曲を整理しようとフランスのブラック・ボックス・スタジオに籠ったグレンは、そこでThe Framesの元バンド・メイトでありプロデューサーでもあるデヴィッド・オドラムとともに、次作の方向性を模索し始めた。そこで、過去のセッションやアイディア、自宅でレコーディングした音源を探っている内に、思いもしないアルバムが生まれたという。フランスで形になったアルバムだが、ニューヨークやシカゴでレコーディングされた楽曲も収録されている。
アルバム発売に先行して現在2曲が公開中!リードトラックとなる「Time Will Be The Healer」は、孤独な恋人へ送る希望を込めた祈りのようでもあり、また現代社会の一歩先を見据えた曲にも聴こえる。また続けて発表された「Wheels On Fire」は、今日の政治や社会に向けた、”We Will Overcome!(我々は乗り越える)”のリフレインが印象的な力強いプロテスト・ソングである。そして6曲の「Setting Forth」は、不確かさに惑わされずにはいられない時代に自信を喪失してしまうというテーマに取り組んだ曲であり、このアルバムでグレンが辿り着きたい方向性を見出す切っ掛けになったものでもある。この他、グレンのツアー・バンドが前面にでたEストリート・シャッフル風のアップビートな「Roll On Slow」や、ヴァン・モリソンを思い起こさせる「Why Woman」など、全10曲が本アルバムに収められている。
アルバム・タイトルの『BETWEEN TWO SHORES』は、グレンの航海と海への愛から生まれたものだという。“二つの岸の間”を意味するタイトルはまた、ホーン・セクションやストリングスを加えた大所帯のツアー・バンドによるソウルフルなバンド・サウンドと、ソロのアコースティック・パフォーマンスによる内省的なサウンドの二つを繋ぐ、グレン自身を表しているようでもある。現代の吟遊詩人の如く常にツアーし続けている彼だが、既に来年の3月まで、ロンドンからヨーロッパ、そしてアメリカまでスケジュールが組まれている。ミュージシャンとして25年以上のキャリアを積み上げてきたグレン・ハンサードが、自身の音楽的航海で次にどこを目指すのか――その答えは、きったおまだ風の中にあるに違いない。
GLEN HANSARD