2,409円(税込)
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“God Is Busy, May I Help You?”(こんな感じ?「いらっしゃいませお前ら。神様は忙しいんだとよ」)と、パロったタイトルと皮肉なユーモアの効いた歌詞で一曲目から笑わせてくれる、シアトルの猛烈バルカン・ハードコア・バンド、'06年作。前作('04年)に比べるとストレートな曲が多く、全10曲一気に聴き終わる痛快な一枚。多言語織りまぜた歌詞も(さすがにボスニア・セルビア・クロアチア語は解らないものの)相変わらず面白い。ヴォーカルGinoの見た目を裏切らない強烈にキャラクターを主張する歌唱がやはりインパクト大。必要以上に訛った巻き舌英語、やり過ぎなビブラート、絶妙にタイミングのよい「ワッハー」とか「ィヤッハー」とかの合いの手、「ウオォォォ」という野太い唸り・・・。と、すごいパンチ力の一方でJello Biafra(DEAD KENNEDYS)と相通じるシニカルなユーモア・センスの持ち主。
バンド・サウンドは概ねメタルとパンクを折衷した現代ヘヴィ・ロック系で、比較的ストレートとは言えアレンジはやはりアグレッシブ(少しだけ変拍子も取り入れている)。また前作と違いヴァイオリンがレギュラー楽器になって、リードギターとのユニゾンなどで活躍。ヴォーカルの強烈さと演奏のテクニック、パワーが拮抗して放つハイ・カロリーな摩擦熱が魅力。一枚聴いたら全部聴きたくなること請け合い!
引き続きBilly Gould(FAITH NO MORE)のプロデュースで、彼のレーベルKoolarrowからのリリース。今作でもベースは日本人Masa Kobayashi。
(営業部/プログレッシヴ・ロック担当:山代)
KULTUR SHOCK