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1978 年フランス生まれ、バルセロナ育ち、スペインを中心に注目を集めるトランペッター,レイナルド・コロンのJazzVillage第2弾。
この人、かなりの強者です。こちらはスペイン、カタロニアの様々な音楽要素とジャズが融合、そして、国境を越境していきます。
スパニッシュ・ギターの響き、フラメンコ的なものを感じさせる歌声、メランコリックな旋律と、躍動するリズム。何と言っても見逃せないのが、オマー・アヴィタルが全面参加していること。
地中海世界の国際都市バルセロナの鼓動とオマーの中東的な旋律が響き合います。特にパコ・デ・ルシアのオリジナルM -6 の演奏に、注目。ミステリアスなムードを感じさせるピアノのイントロに導かれ、クレツマー的な旋律も交わり、コロンのトランペットが炸裂。オマーの自由なビートに引っぱられて、発展を見せるソロは、ハイノートも駆使して、イスラエルの雄、アビシャイ・コーエンに迫るもの。
ウエイン・ショーターのナンバー(M-7) にも大胆なスパニッシュ・ヴァイヴが融合。またM-3 はオマーの楽曲で、ベース・ソロ。このコロン、まだまだ存在の全貌が見え切りませんが、この音楽性は、どこに発展していくのか・・・型にはまらない挑戦がみものです。(新譜案内より)
■Raynald Colom(tp)
Juan Gomez "Chicuelo"(spanish guitar)
Aruan Ortiz(p)
Omer Avital(b)
Eric McPherson(ds)
Roger Blavia(per)
Rosario Guerrero "la Tremendita"(vo, M-1, 8 & 9 )
Gabriel Amargant(ts, ss, M- 2, 6 & 7)
Isaac Vigueras(cajon M-8)
Marcelo Mercadante(bandoneón M-2)
RAYNALD COLOM / レイナルド・コロン