50年代からジャッキー・マクリーンのグループやサド=メル・オーケストラなどで活躍したものの、初リーダー作は90年代という遅咲きのベテランピアニスト、ジョン・メイヤーによる新作ピアノトリオ盤!聴いているこちらまで浮かび上がってしまいそうな、恐ろしいまでに軽やかなタッチ。"THE TOUCH OF YOUR LIPS"、"THEME FOR ERNICE"、"ONCE I LOVED"、"DANCING IN THE DARK"などの美曲をこんな風に演奏されたら聴き入ってしまうしか無いですね。まさイブシ銀という言葉が相応しい、職人芸的ピアノに惚れ惚れしてしまいます。
