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柔らかい声とギター、ボサノヴァの弾き語りで活動を続ける吉野幸子の3rd アルバムが完成。魅力的な曲の数々を丁寧に歌った愛らしい1枚!
吉野幸子さんとの出会いは、東京・四谷のブラジル料理の老舗「サッシペレレ」でした。そこに出演していた歌手のヴィウマ・ヂ・オリヴェイラと一緒にレッスンやボサノヴァの教則本を制作していました。これが良く出来ていてボサノヴァの発音には欠かせない1冊です。じっくりと歌を聴かせてもらったのは、同じ四谷にあるバール「イパネマ」。その柔らかい唄い口と端正なギターに魅せられました。それから僕も録音のお手伝いすることとなり、彼女のセレクトした若手ミュージシャンをリオで録音、これが彼女の2作目でした。
さて、3作目に当たる今回のアルバムは前作同様、リオで録音されました。参加ミュージシャンは彼女と同世代のカリオカの若手が中心になっています。中でもギターのアントニア・アヂネーは注目株。小野リサのアレンジャーとしても日本でお馴染のマリオ・アヂネーの愛娘です。曲によって、ピアノやチェロも起用、その豪華なバックミュージシャンの紡ぎ出すクリアなサウンド、それを包み込むのが吉野幸子の柔らかなヴォーカル。あくまでも原作に忠実に一音一音を確認するかのように丁寧に歌いながらも全体をスムーズに聴かせる技法を持っている、数少ない歌手です。 往々にしてセルフ・プロデュースは選曲が偏りがちですが、ラテンタッチのジョアン・ドナートの作品、大御所、トム・ジョビンのスタンダード、クラシカルな佳曲、サンバの小品など実に多彩です。小編成の魅力にあふれた極上の室内楽、といったこのアルバム、いつも手元に置きたい愛おしい作品です。
(吉田 和雄 ライナーノーツより)
【ミュージシャン】 吉野幸子(ボーカル),アントニア・アジネ(ギター),ビィトール・ゴンサルヴェス(ピアノ),アナ・ハベーロ(カヴァキーニョ),ジョアナ・アジネ(クラリネット) マルセロ・カウディ(アコーディオン・ボーカル),ウーゴ・ピウジェー(チェロ),ゼ・ルイス・マイヤ(ベース),ファビアーノ・サレック(パーカッション)
SACHIKO YOSHINO / 吉野幸子