2,852円(税込)
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※解説付:栗本 斉
以前、あるレビューで彼のことを「ジョアン・ジルベルトの歌が他のボサノヴァ・シンガーと別次元であるように、タクシー・サウダージはタクシー・サウダージでしかない」というようなことを書いた。その印象は3作目にしてもまったくぶれていないし、ますます磨きがかかっているようにさえ思える。日本独自の、いや、秩父ならではのオリジナル・ボッサの世界をご堪能いただきたい。(栗本 斉によるライナー・ノーツより)
●2014年7月に、還暦で発表されたデビュー作『JA-BOSSA』が大きな話題を呼び、その翌年に発表したセカンド作『BOSSA-MONK』で、さらなる進化(深化)を見せつけてくれたタクシー・サウダージ。待望のサード作の登場です。
●前2作で、名だたる評論家から評価され、時にはあのジョアン・ジルベルトを引き合いに、ボサ・ノヴァというスタイルを越えたオリジナリティと、言葉と音楽に対する研ぎ澄まされた感性を絶賛されました。
●本作は、タクシー・サウダージの代名詞とも言える“日本語によるボサ・ノヴァ~サンバ”を深化させながら、前作では収録曲の半分だったオリジナルを、今作では11曲中7曲と比重を高め、そのスモーキーかつシルキーな独特の歌い口で独自の世界を聞かせてくれています。
●残る4曲のカヴァー曲は、9「カーニバルの朝(今回は「くちづけ」というタイトルで収録)」ノエル・ローザの名曲、2「やるせない思い(Feitio de aracao)」というブラジルの曲に、バート・ハワードのジャズ・スタンダード、3「月よりも遠く(フライ ミー トゥー ザ ムーン)」、さらに、三原民謡の4「牛追い唄」という選曲。前3曲は、もちろん全てタクシー・サウダージによる日本語歌詞が付けられています。そして、「牛追い唄」は、尺八を使いつつも完全にボサ・ノヴァ化に成功しています。
●前2作同様、秩父のStudio JOYで録音~ミックスし、マスタリングは久保田 麻琴氏が担当しています。
(サプライヤーインフォより)
TAXI SAUDADE / タクシー・サウダージ