2014.10.16
オルガン・サンバの雄! ワルター・ワンダレイの80年代初頭音源がついに銀盤化! グローバー・ワシントンJrの大ヒット曲、「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」のカバーも収録。ボーナス・トラック6曲も含め、18曲全て世界初CD化。
●ワルター・ワンダレイ / パーペチュアル・モーション・ラブ +6(WALTER WANDERLEY / PERPETUAL MOTION LOVE+6)
(CREOLE STREAM MUSIC) / CD / 2014年12月13日発売 2,300円+税
ブラジル出身のオルガン奏者ワルター・ワンダレイが、81年にGNP Crescendoレーベルに残した未CD化音源。そしてこれが86年に若くして逝去した彼の、おそらくラスト・レコーディングと言われている。全編にわたりワルター・ワンダレイの独壇場とも言えるオルガン・サンバが炸裂した傑作。同じくGNPからの『Brazil's Greatest Hits』(こちらはCD化済)がサンバ~ボサノヴァの名曲選といった趣だったのに対し、こちらは、もちろんブラジルのボサノヴァを中心に選曲しながら、ポップスのスタンダードなども織り交ぜられた、親しみ易いアルバムになっている。
なかでも目玉と言えるのが、2曲目のグローバー・ワシントン・Jrの大ヒット・ナンバー「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」のカバー。この曲のヒットが81年から82年にかけて、本作の録音が81年ですので、まさにヒットしたてホヤホヤのナンバーを取り入れたと言うことになる。ワルター・ワンダレイがこういったモダンなヒット曲をカバーするのは大変に珍しい。この他にも、5曲目の「Monica」、8曲目の「On My Mind」、11曲目の「Samba Do Aviao(ジェット機のサンバ)」のような強力なオルガン・サンバ・ナンバーもぎっしりと収録。13曲目以降の6曲は、LP盤にも収録されていないボーナス・トラックで、こちらもやはりハモンド・オルガンが縦横に駆け巡るサンバがズラリと並ぶ。パーカッション奏者には、当時のアメリカで凄腕のスタジオ・ミュージシャンとして注目されていた、ペルー出身のアレックス・アクーニャが参加。ソフィスティケイトされた中にも力強いリズムを叩き出している。
(インフォメーションより)
1. Perpetual Motion Love
2. Just the Two of Us
3. Surfboard
4. Amazonas
5. Monica
6. Caravan
7. Astronaut
8. On My Mind
9. Recife
10. Julie is her Name
11. Sambo Do Aviao
12. Sukiyaki
13. Little Boat
14. Jazz and Samba
15. Laia Ladaia
16. Somewhere in the Hills
17. Aqua de Beber
18. She Told Me
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