【LATIN】オ・テルノ<ATRAS/ALEM>坂本慎太郎、デヴェンドラ・バンハートも参加した'19名作がUSでリリース!

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2024.04.26

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ディスクユニオン LATIN / BRAZIL




ブラジリアン・ソングサイクル第2章。ブラジル新世代のシンガー・ソングライター、チン・ベルナルデスが、自身のバンドであるオ・テルノを率いてリリースした2019年作がUSの新進気鋭のレーベル、Psychic Hotlineからリリース!!ゲストに 坂本慎太郎、デヴェンドラ・バンハート が参加!

カエターノ・ヴェローゾにも通ずるソング・ライティングと、ブライアン・ウィルソンやヴァン・ダイク・パークスを思わせるオーケストラ・アレンジ、ヴィンテージ機材を使用したフェティッシュなまでのサウンドへのこだわりで、ブラジル音楽ファンはもちろん多くのグッド・ミュージック・ファンを魅了したチン・ベルナルデスのソロ作『ヘコメサール』。ブラジル本国はもちろん、ここ日本でも高く評価され、ミュージック・マガジンが選ぶ「ブラジル音楽オールタイム・ベストアルバム100」にランクインするなど、2020 年代のブラジル音楽を牽引する存在として注目を集めている。

そんなチン・ベルナルデスが所属するバンド、オ・テルノの新作が本作『ATRAS / ALEM』である。目玉はなんといっても先行で 7inch リリースされた坂本慎太郎とデヴェンドラ・バンハートがゲスト参加した “Volta e Meia” だろう。ドイツのフェスで共演したことがきっかけで実現したというこのコラボレーション。リズムボックスのチープなリズム、弦や管までが加わった現代ならではのオーケストラル・ポップに、坂本慎太郎のポエトリー・リーディング、ベネズエラにルーツを持つデヴェンドラのスペイン語詞が乗るマジカル・チューン! カエターノ・ヴェローゾやムタンチスを思わせる仄かなサイケデリアが夢見心地な”Tudo Que Eu Não Fiz”、ダイナミックな展開を可能にする精緻なアレンジに圧倒される “Nada / Tudo”、弦やコーラスによるオーケストラ・サウンドにサンバのリズムが融合した “Bielzinho / Bielzinho” ..などなど、チン・ベルナルデス『ヘコメサール』の続編とでも言えそうなオーケストラル・ポップ路線は継続しつつ、さらにスケール感も増した全 12曲。ブラジルという枠を超えて聴かれるべき、真にエバーグリーンな名作だ。