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尽きぬアイデアが縦横に炸裂
現代における打楽器音楽の精華
★ジャズやロックといった様々なジャンルの音楽が発展するにつれて、打楽器の可能性はどんどん広がっていきました。それは現代音楽における打楽器のあり方にも影響を及ぼし続けています。ドイツの名打楽器奏者レオニー・クラインが今日の打楽器レパートリーの全盛ぶりをたっぷりと魅せつけてくれる、刺激的な打楽器名作集です。
★エトヴェシュの打楽器協奏曲『スピーキング・ドラム』は、クラインと作曲家が共同で制作したソロ・バージョンを収録。叩くだけでなく声も使って、技巧的な作品を熱気と共に奏でます。グロボカールの『地上の対話』では水槽の水に楽器をさらす実験的な奏法も。ほかにもテープと共演したり、いろいろな方法で楽器から音を出したりと、尽きないアイデアに彩られた楽曲が並んでいます。デュオ作品ではクラインの師でもある名手・中村功が登場。絶妙のアンサンブルにも注目です。
(キングインターナショナル)
【収録内容】
Cattering Birds 現代打楽器作品集
1. ペーテル・エトヴェシュ(1944-):スピーキング・ドラム ~打楽器独奏と管弦楽のための4 つの詩(2012/13) [レオニー・クライン編、打楽器独奏版(2022)]
2. ヴィンコ・グロボカール(1934-):地上の対話 ~打楽器独奏のための(1994)
3. サラ・グロイナリッチ(1991-):Latitudes #2 ~ドラムスとテープのための(2022)
4. 藤倉大(1977-):Cattering Birds ~2人の打楽器奏者のための(2021)
5. ウルズラ・マムロク(1923-2016):変奏曲とインターリュード ~4人の打楽器奏者のための(1971) [レオニー・クライン編、打楽器独奏版(2021)]
6. 細川俊夫(1955-):ウィンドスケープ ~2人の打楽器奏者のための(1996)
7. ウロシュ・ロイコ(1954-):肌リズム ~2人の打楽器奏者のための(2020)
※1.3.4.5.6.世界初録音
【演奏者】
レオニー・クライン(打楽器)1.2.3.5.
イサニー・パーカッション・デュオ[レオニー・クライン&中村功] 4.6.7.
録音:2022年2月22日~25日/カイザースラウテルン、SWRスタジオ
LEONIE KLEIN / レオニー・クレイン
ドイツの打楽器奏者 (1983-)