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ユダヤの出自に真正面から取り組んだ91年作がブリュッセルのレーベルから2015年10"アナログ・リイシュー!

60年代のNYでビートニク/アヴァンギャルドの巣窟として機能したESPレーベルで蠢いたアヴァン・ロック・バンドFUGSの首謀者のひとりにして、詩人、作家、出版者、社会活動家等々、、、の肩書きを持つ時代の秀才ED SANDERS。早過ぎたローファイ・フォーク・ガレージ・ヨーデル・パンクスFUGSの活動を通してビート・ジェネレーションとヒッピー世代を繋ぐ架け橋となった男が元々91年にHYPERACTION P.C.C.なる自主?レーベルに残したカセット作品が初のアナログ・リイシュー。

ED自身が創作した指で操作するという小型シンセサイザー「PULSE LYRE」の朴訥なパルス音に、多重録音も交えるED自身によるポエトリー・リーディング。

1880年代のユダヤ人大量虐殺と東欧からの脱出、社会主義者メイヤー・ロンドン(大西洋を横断しリトアニアから亡命、合衆国移民局が置かれていたエリス島への到着、搾取工場の改革、政党と労働組合の創設、 第一次世界大戦ETC)の1926年の死。タイトルが示すとおり、ニューヨーク(とりわけロウワー・イースト・サイド)におけるユダヤ人の戦闘史の50年を詰め込んだ古代抒情詩のようなページ8枚1400字8500文字のテキスト。

カセットではAB面ともに17分26秒の同じトラックが収録されていましたが、アナログ化にあたっては06年の再録音モノ音源を使用、長尺の楽曲も両面に振り分けられています。歌詞カード封入。