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MONKEESのメンバーでグループ解散後もソロ・アーティストとして活躍をつづけたMICHAEL NESMITH。その彼が自身の波乱万丈の人生を綴った自伝本『INFINITE TUESDAY: AN AUTOBIOGRAPHICAL RIFF』の出版に合わせ、彼の音楽的軌跡を追った自伝的CDがリリース。
MICHAEL NESMITHのキャリアにおいて大きな位置を占めるのは間違いなくMONKEESだろう。テレビ番組と音楽という、今でいうところのメディア・ミックス的戦略で売り出されたアイドル・グループとして、全米のみならず世界中で大人気を博した彼らは、昨年2016年に結成50周年を迎えた。そしてその記念すべきアニヴァーサリー・イヤーに復活した彼らは、実に20年振りとなる新作アルバム『GOOD TIMES!』をリリース。MONKEESをこよなく愛するADAM SCHLESINGER (FOUNTAINS OF WAYNE)、RIVERS CUOMO (WEEZER)、BEN GIBBARD (DEATH CAB FOR CUTIE)、ANDY PARTRIDGE (XTC)、さらにNOEL GALLAGHERにPAUL WELLERらが楽曲提供したその作品は、全米アルバム・チャートのTOP20入り。バンドにとって68年以来の快挙を果たしたことも大きな話題となりました。MIKEはこの20年振りの新作にヴォーカルとギターで参加、また1曲"I KNOW WHAT I KNOW”ではソングライティングも手掛けています。
自伝本は、修正液を発案したBETTE NESMITH GRAHAMの息子として生まれた彼が子供時代を過ごしたダラスから始まり、ロサンゼルスでのMONKEES時代、そしてその後、音楽だけでなく映像の分野でも活躍していく様子を描いていますが、こちらの「自伝的CD」はMIKEが70年代に発表した音楽的作品を中心にまとめられています。
各楽曲は大まかに年代順に並べられ、65年MONKEES以前にMIKEがMICHAEL BLESSINGの名義でレコーディングした"THE NEW RECRUIT"から始まります。その翌年「MONKEES旋風」が巻き起こり、この熱狂時代からは"PPA GENE'S BLUES"、"LISTEN TO THE BAND"の2曲が収録されています。
そしてMONKEES後のMIKEを追った70年代の作品からは、カントリー・ロック調のソロ・アルバム『MAGNETIC SOUTH』、『LOOSE SALUTE』から、ヒット・シングル"SILVER MOON"や"JOANNE"などをセレクトしているほか、75年にリリースされた小説の為のサウンドトラック的作品『THE PRISON』からの曲を始め、79年のソロ作『INFINITE RIDER ON THE BIG DOGMA』からも2曲が収録されています。70年代後半のMIKEは映像の分野にも活動を広げており、何とMTVがスタートする前の79年にミュージック・ビデオ番組「POPCLIPS」を制作しています。また81年には、『INIFINITE RIDER ON THE BIG DOGMA』楽曲の為に作ったプロモーション・ビデオを集めた映像作品『ELEPHANT PARTS』を製作、グラミー賞の長編ミュージック・ビデオ部門を受賞した初めての作品となりました。
そしてアルバムを締めくくるのは、彼の最近の作品群――長いブランクから復帰した92年作品『...TROPICAL CAMPFIRES...』からの"LAUGH KILLS LONESOME"、そして2005年作品からの"RAYS"。MICHAEL NESMITHの50年以上にも亘る音楽的冒険を一枚のCDにまとめた本作は、彼の自伝本のパーフェクトなサウンドトラックになるでしょう。
MICHAEL NESMITH / マイケル・ネスミス