Marco Galletti(key)・Gianni Lavagno(drs)の2名を中心としてイタリアのミラノにて'86年に結成、当時台頭してきたIQやMARILLIONなどの80s英国ネオ・プログレ~ポンプ・ロック勢と同調しつつ、80~90年代にかけてよりシンフォニックなアプローチで自身のスタイルを確立していったネオ・プログレバンド、ARCANSIELの'24年作がイタリア:Ma.Ra.Cash Recordsより登場!
変則ベスト盤『SWIMMING IN THE SAND』以来20年振りの彼らによるリリースで、純粋な新作としては何と'94年作『NORMALITY OF PERVERSION』以来約30年振りとなる復活作。Gianniを除くメンバーの一新や長いブランクを経た事もあってか、ここでは70年代のアート・ロック/プログレ・サウンドに根差した良くも悪くも従来の彼らの作風とはあまり接点を持たないモダンなシンフォニック・ロックを展開しております。ピアノ/シンセ/オルガンとセクションごとにコロコロと音色を変化させてゆく華麗なキーボード・ワークとハケット風のギターが先導するシンフォ大作"Too Late"・SE/フルート/ストリングス系シンセが神秘的な音空間を創り上げてゆくニューエイジ風の出だしから、どういうわけか野暮ったいオルガンロックへと帰結する"Heaven is not Here"など、王道シンフォ/メロディック・ロック・サウンドの中にもマニアックな指向が見え隠れする、現代らしい内容に仕上がっております!
