2,420円(税込)
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※原盤:Smoke Session Records※Digipack
当アルバムはサイラスがベティ、そしてジョン・ヒックス(1941-2006)の思い出に捧げた作品といっていいだろう。若手ミュージシャンとのレギュラー・グループを率いて久しいサイラスだが、ここではヒックスと一緒にバンドを組んでいたカーティス・ランディ(ベース、1955年生まれ)とヴィクター・ルイス(ドラムス、1950年生まれ)という上の世代ふたりとプレイしている。演奏レパートリーもヒックスゆかりのものが少なくなく、「トゥー・ハートビーツ」、「ポケット・フル・オブ・ブルース」、「ナイーマズ・ラヴ・ソング」は故人の自作だ。「ジャイアント・ステップス」は無論ジョン・コルトレーンの古典だが、後半にやはりコルトレーン作である「セントラル・パーク・ウェスト」の一節を挟んで新鮮味を出している。(中略)
「ザ・テーマ」ではサイラス自身によるMCも聴くことができる。暖かく、深みのある声だ。「気をつけて家に帰ってくださいね。憎しみにかえて愛を、戦争にかえて平和を。また会いましょう」。途中、“ポール、ありがとう”という言葉も挿入される。「スモーク」のオーナーで、当アルバムのプロデュースとエンジニアを務めるPaul Stacheがそばにいたのだろう。(原田和典/ライナーより抜粋)
■Cyrus Chestnut (p)
Curtis Lundy (b)
Victor Lewis (ds)
CYRUS CHESTNUT / サイラス・チェスナット