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元ブラスターズのフロントマンが1986年に発表したソロ・デビュー・アルバムは、1925年から1953年の間に書かれ、レコーディングされたブルース、ジャズ、カントリー、ポップスのソウルフルなコレクションである。
ロック以前のアメリカーナの魅力的なドキュメントというだけでなく、このアルバムにはアヴァンギャルドの伝説、サン・ラーと彼のアーケストラ、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド、そしてリトル・リチャードやファッツ・ドミノとのセッションで神話に近い地位を得たニューオリンズのサックスマン、リー・アレンが参加している。
今で言うグレート・アメリカン・ソングブックや、アメリカーナと呼ばれるジャンル、トリプルAラジオ、あるいはリサーチを助けるインターネットが認知される以前、LAのあちこちには、78枚や45枚に収められた長い間行方不明になっていた珠玉の作品を発掘する、熱心なクレート・ディガーのバンドが誕生していた: バレット ""ドクター・デメント ""ハンセンはノベルティ・レコードを、クランプスのラックス・インテリアはカントリーやロカビリーを、ビリー・ヴェラはR&Bのアーカイブを......。著名な音楽ジャーナリスト、クリス・モリスがライナーノーツで述べているように、""80年代初頭、親しみを込めて ""フロップ ""と呼ばれていたダウニーのアルヴィン一家の家に行けば、フィルが78枚の木箱に手を入れ、あなたが聴いたこともないような逸品を引っ張り出してくるのはほぼ必然だった""。その先駆的な折衷主義は、批評家からもファンからも賞賛されたが、アルヴィンはその一歩手前だったのかもしれない。
PHIL ALVIN / フィル・アルヴィン