ディスクユニオン限定で入荷決定! アフロ/コズミック・ムーヴメントの最重要人物であり、40年以上のDJキャリアを持つBEPPE LODAによる100枚限定MIX CD-R

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2014.12.01

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ディスクユニオン限定で入荷決定! 大盛況に終わったジャパン・ツアーの余韻冷めやらぬ中、イタロ・レジェンド、MR.タイフーン、BEPPE LODAの限定MIX CD-R!!! イタロディスコの名曲を多数使いながら、アフロ/コズミック・ムーヴメントの最重要人物であり、40年以上のDJキャリアを持つBEPPEだからこその圧倒的説得力が、超高密度で詰まった素晴らしい一枚!!! 限定 100枚!!!


BEPPE LODA
OBSCURE ITALIAN DISCO

★ディスクユニオン限定販売★
1,800円(税込)
WHITE / JPN / CD-R / OBSCURE / 1006512579 / 12月上旬入荷予定 /


『世界一ハンサムなDJ、BEPPE LODAより愛を込めて』

イタリアのディスコ・シーンを牽引してきた伝説のDJ BEPPE LODA。遅すぎる初来日と謳われた昨年に続き、今年も開催していただいたジャパン・ツアーの手土産として用意して頂いたミックス音源を若干数入手。イタロ・ディスコ・クラシックを中心に全15楽曲、その全てにBEPPE LODAによるエディットが施されており、楽曲の旨味のみを抽出したトラックでライヴ・ミックス。CUEを駆使して悪戯に煽る姿や、ブースで小躍りし、誰よりも楽しそうに振る舞う姿が目に浮かぶ現場スタイルのミックスが堪能できます。
未だ歓喜の余韻が抜けない方、訳あって会場に足を運ぶことが出来なかった方まで、クラブ・ミュージックを愛する全ての人に聴かれるべき内容。ただでさえ、BEPPE LODAのミックスがこの様に形あるリリースで成される事は稀です。このミックスを聴きつつ、またの来日を心待ちにしましょう。
※トラック・リストは非公開となっております。ご了承ください。


 

アフロシーンの創始者
北イタリアの音楽シーンをリードし続けてきた伝説的DJ Beppe Loda
彼なくして、イタリアのディスコシーンを語ることは出来ない。全盛期“Typhoon” ”Cosmic”のレジデンツとして君臨し続け、”Afro” “Cosmic”ムーヴメントを興した中心人物だと言えるだろう。


イタリアの工場都市Bresciaで、DJ Beppe Lodaは生まれた。1973年、彼は北イタリアManerboでDJとしてのキァリアをスタートする。当初はRockミュージックをプレイしていたが、すぐに当時流行っていたFunk, Discoをプレイするようになる。1980年まで、Le Cupole Di Maeribo, Bisi & Good Moon のレジデンツDJとしてプレイし、その頃からAfrican origin, Fusion, Jazz, Brazilian, Funk, Blaxploitation, Percussionといった異なるジャンルを織り交ぜるDJスタイルを確立していく。それはその時々の個人的なムードで決定されていた。

1980年、彼にブレークスルーの機会が訪れる。
“Cosmic”と同じく、今も尚語り継がれるイタリアの伝説のクラブ ”Typhoon”でのレジデンツDJのオファーである。 “Typhoon”は、北イタリアのGambaraという、とてもとても小さな街にあり、映画の撮影スタジオ跡地に、サウンドシステム、ライティングを取り付けたキャパシティー400人の箱だった。彼はレジデンツDJとして、毎週土曜日にプレイしていたが、月に一度だけ月曜日に、"Non-Stop-Music"というタイトルで、当時イタリアで全盛期だったDisco, Funkミュージックに、ドイツ産電子音楽、New Wave、Industrial Musicを織り交ぜ実験的にプレイした。
非常に遅いBPMでスタートし、徐々にアフロ セントリック サウンドに徐々に移行していく。ここでのプレイでは、最先端な音を追求しながらも、彼自身リアルにやりたい方向性を探し出すプレイが出来ていたのではないのだろうか。

“Typhoon”では、Micro Seiki DQX 1000を使用していた。それは当時+/- 8%が通常に対し、+/- 20%のピッチ調節が可能だった為、 通常Mixする事が出来ない曲をスムーズにMixすることができた。それでも当時の作品を織り交ぜるプレイスタイルは容易ではなく、非常に集中力がいることだった。その為、彼は空手を習い(黒帯)精神面を鍛え集中力を高めたという。

“Typhoon”の客層は、Gambara近辺のBrescia, Verona, Cremona, Mantovaが主だったが、”Typhoon”の名が広がるに連れて、イタリアだけではなく、ドイツ、オーストリアからもエキサイティングな音楽を求めるクラウド達が押し寄せ、“Typhoon”は最も魅力的なクラブとして、ヨーローッパ中に広がっていった。当時の北イタリアのラジオ局では、Beppe Lodaが”Typhoon”でプレイする最新の音楽をかけていて、そこに他のクラブが追いついていくと言う在り方だった。”Typhoon”は、北イタリアの音楽シーンをリードしていく中心的存在だったと言えるだろう。

あなたは想像する事ができるだろうか。
”Typhoon”は、普通の民家に隣接され、駐車場も無かった。400人のキャパシティーのクラブの外には、3000-4000人もの人々が、入るのを待っていたのだから。
一人出ては、一人入る。それは、クラブカルチャーにおける革命だったとも言えるだろう。あなたが “Tyhoon”を訪れたならば、それは別世界への入口だっただろう。

北イタリアでは、”Typhoon”と”Cosmic”互クラブは、イタリアで最も有名なクラブだったが、実は彼も1984年まで ”Cosmic”のレジデンツをつとめている。Baldeliはマシーン、Beppeのプレイは人間味があると例えられ、両者はイタリアのディスコ界を代表するDJとして君臨していた。当時はどこのクラブも、Mixテープを作っていた。それは200タイトル以上もあり、Goma RecordやCompost Recordらに流通され、Lindstroem, Prins Thomasをはじめとする、若いジェネレーションのアーティストに影響を与えた。

北イタリアの音楽シーンをリードし続けてきた伝説的なクラブ ”Typhoon”と”Cosmic”は、同じ87年に幕を閉じる。 “Typhoon”に至っては、400人のキャパシティーのクラブに、毎週3000人近いお客さんが訪れるというプレッシャーに絶えきれず閉店した。最終日には、1万人ものファンが押し寄せ、皆、伝説的なクラブに敬意を払いお金を置いていったという。

“Typhoon”閉店後は、彼はヨーロッパ、アメリカをはじめイタリア外で招聘されプレイする機会が多くなる。Beppeのスタイルの特徴でもある、Afro Musicにシンセサイザーが加わり、サイケデリックを融合させ、新たなジャンルへと進化させるスタイルは、故Larry LevanやDavid Mancusoにも影響を与え、彼らも好んでプレイしたという。現在もBeppeは多忙な日々を送っている。2014年12月までのDJオファーも決まっており、リリースに関しては、Spacemachine RecordingsからのコンピレーションCD、 DJ Harveyとのコンピレーション&コラボ作品のリリースが決まっている。

Afroスタイルは、BeppeにとってDJセットの一部でしかない。
彼は自分のDJスタイルに、多種多様なカラーを取り入れ常に違うものをmix upできるように心がけている。一つのケースとして、Afroに現代のミュージックを抱き合わせプレイする。何年の年月を積み重ねて、今、自分の中ではスペーシーディスコが、色んな年代の人から支持をうけている。人の心を突き動かす音楽の本質を理解しているからこそ、彼の作り出す音は実にスペーシーにエモーショナルにフロアに届くのである。今日も彼はレアなレコードを探し続けている。それは彼にとって、鼓舞し深奥の原動力ともなっている愛の出来事だと言えるだろう。


Text by Yoko Shibuya


★前回来日時のインタビューはこちら★
北イタリアの音楽シーンをリードし続けてきた伝説的DJ Beppe Loda 来日ツアー&インタビュー



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