2010.01.28
ファースト・アルバム「CHILDREN OF THE SUN」をTHINK! RECORDSからリリースするSHOTA HISHIYAMA(以下S)のスペシャル・インタビューをお届けします!
■まずは自己紹介をお願いします!
S:こんにちは、今回アルバム「CHILDREN OF THE SUN」をリリースします、菱山正太です。
■今回のアルバムはソロ・デビュー作ということでどんなイメージで作り上げたものですか?
S:日本人シェフなのに、ミシェランにも載っちゃう三ツ星フレンチ・レストラン、というよりは、「ゆっくり美味しい回転寿し」ですね(笑) 具体的には、東京という街の夜明けや、禅や茶道などの文化や建築、 バリ島やポリネシアの自然など、日本に限らず、東洋のいろんな景色にあうサウンドトラックというスタンスで作ってみました。
■音楽ジャンルも、R&B、ジャズ、アンビエント、ブレイクビーツといった要素が詰まっていますがその土台となっているのはどんな音楽なんでしょうか?意識したアーティストなども合わせて教えてください。
S:SILENT POETSや、THE CINEMATIC ORCHESTRAが好きでよく聴いていました。具体的には、HERMETO PASCOALやJOE ZAWINULのようにジャズを土台にしてる人たち、 逆にSTEVE REICHやPHILIP GLASS、JOHN CAGEみたいにクラシックを土台にしてる人たち、いずれも、実験的で民族的なアプローチを大事にしている人たちで、分かりやすいノリを持たせつつも、そういったスピリチュアルな響きを意識しました。
■このアルバムからは"キーボード・プレイヤー"のイメージがあまり想像できないのですが(笑)、それはわざとですか?
S:やっぱりそうでしたか(笑)わざと、ですね。。。 自分のプレイヤーとしてのエゴをプッシュしすぎてアメリカンというか、いわゆるジャズやジャム的な響きが強くなってしまったので、 極力そういった曲やプレイは排除するようにしました。
■今回のアルバムでオススメの曲を1曲選ぶとしたら?
S:ドラムンベースが好きな人には、"Geisha(Fujiyama,Yoi No Hana)"、R&Bやジャズ的なヒップホップが好きな人には"Out Of Chaos"と"What Stays In Your Heart(アナログ盤のみ収録)"、ブラジルものが好きな人には"Liberdade"、クロスオーバー系が好きな人には"Children Of The Sun"、アンビエントやミニマル系が好きな人には"Tokyo Morning","Polynesian Suite","Sayounara" ってこれじゃあ全曲ですね(笑)
出来上がってみて、個人的には "Polynesian Suite" が一番気に入っています。大小いろんなコップに水を入れて、それを叩いてメロディーを弾いたんですが、音程を合わせるのが大変でした(笑)
■ソロ名義としてどういった活動をしたいと思っていますか?
S:自分のバックグラウンドであるアジアの文化をもっと掘り下げて世界に発信していきたいですね。
■その他、今後の活動を教えてください。
S:沖野修也さんや須永辰緒さんなど、 楽曲制作で、いろんな方に本当にお世話になってるんですが、アレンジャーやプレイヤーとしても、いろんなポイントに関っていければと思っています。
■ご協力ありがとうございました。
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