浦朋恵、山本アキヲ、椛島隆による7インチのインスト専科"TONGS INTERNATIONAL"がスタート

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2016.12.12

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言葉のない、エキゾチックな3分間。45s オンリー、浦朋恵、山本アキヲ、椛島隆による7インチのインスト専科、TONGS INTERNATIONAL始動!


キース・リチャーズ曰く「昔はインストのヒット曲もいっぱいあったんだぜ…ビル・ブラックス・コンボとかよ」。当レーベルは作曲家/ 木管楽器奏者の浦朋恵がテクノ音楽家/マスタリング・エンジニアの山本アキヲ、細野晴臣のライブ等で活躍するエンジニア 椛島隆と火鉢を囲み‘言葉のない、エキゾチックな 3 分間’にこだわった 45s オンリーのインスト専科です。昨今のアナログ・ブー ムに超乗っかりつつも、オニの独自路線。ベテラン音楽家の「別腹」から郊外のアンノウン音楽家の「発掘」まで、様々な場面で ‘使える’十徳ナイフのようなインスト 45s を制作/リリースしたいな、と思っています。(浦朋恵)

第1弾は2017年春、3W同時リリース

1. エマーソン北村&浦朋恵
Side A「飲み歩くおばけ」(作曲:浦朋恵) 
Side B「消えた赤バス」(作曲:浦朋恵)
品番 : INT 2001 (MYRD110)
エマーソン北村 (keyboards, rhythm box) 浦朋恵(clarinet)/produced by エマーソン北村&浦朋恵/arranged by エマー ソン北村/recorded by  エマーソン北村&椛島隆/mixed by  椛島隆/mastered by 山本アキヲ
 

2人の共演は浦朋恵が2012年に DIW/マイ・ベスト!からリリースしたソロ名義2作目『Walkin' with Mr. Bimbo』にエマーソン北村が参加したことから始まる。 お互いの印象は「可愛い大師匠(浦)」「知らない間になんとかなっちゃう人(北村)」。今回の音源は浦朋恵が岐阜県の実家で作曲した曲をエマーソン北村が東 京の自宅でトラックを制作、再び浦が大阪のスタジオでクラリネットを吹き込んだキャッチボールの記録。「飲み歩くおばけ」は高架下や寂れた駅前のスナックビル を彷徨う酒臭い影(とティミー・トーマス)をイメージ。「消えた赤バス」は橋下知事時代に姿を消した大阪市営小型バスの思い出を綴った唄のないレゲエ。

[エマーソン北村]1980年代より JAGATARA、MUTE BEAT のキーボード奏者を歴任。フリー転身後はピアニカ前田、斉藤和義、EGO-WRAPPIN'等、ジャンル を超えた様々なアーティストのライブ、レコーディングをサポート。また「エマソロ」と題した小さなキーボードとリズムボックスを使った個人楽団活動も行い、2014 年 にエマソロ初作『遠近(おちこち)に』、2016  年に『ロックンロールのはじまりは』をリリースしている。北海道出身。
[浦朋恵] 「椰子の木柄のシャツの似合う音楽」を愛好する作曲家、木管楽器奏者。2010 年にソロ・デビュー、現在までに 4 枚のアルバムをリリースしている(最新 作はエマーソン北村も全面参加した『ナツメヤシの指』)。バリトン・サックス奏者としてハナレグミ、長見順率いるパンチの効いたオウケストラ、cero、ハシケン等 のライブ、レコーディングにも参加する一方、趣味の肉食を活かした「肉コラムニスト」として雑誌、TVで活動中。岐阜県出身。

2. アンディート&ザ・ファン・ボーイ・フォー
Side A「コンガ・ロック」(作曲:浦朋恵) 
Side  B「ティンバレス・ロック」(作曲:浦朋恵)
品番 : INT 2002 (MYRD111)
アンディート(congas & timbales) 千古まゆみ(piano) 秋廣真一郎(electric guitar) 伊藤慎也(electric bass guitar) 森俊也 (drums)/produced by 浦朋恵/arranged by 浦朋恵/recorded & mixed by 椛島隆/mastered by 山本アキヲ
 

[andito(アンディート)]
本名:安藤弘。ジミー・サバテール、エルマン・オリベラ、ジミー・ボッシュ、森村献、大儀見元ら内外サルサ・アーティストとの共演で知られ る関西在住のラテン・パーカショニスト。その独特の風貌と荒ぶる叩きは「ほとんど本物」。今回の録音は制作の浦朋恵がプレストン・エプス「ボンゴ・ロック」の全 編「叩きまくり」をイメージしたスパニッシュ・ハードコア・スカ。両面共通トラックには元ロッキン・タイムの森俊也(ドラムス)、川上つよしと彼のムードメイカーズの秋 廣真一郎(ギター)、コンカロックスの伊藤慎也(ベース)、イコマの千古まゆみ(ピアノ)が参加。

3. イコマ
Side A「山ちゃんの朝は早い」(作曲:イコマ)
Side B「アイスバイン」(作曲:浦朋恵)
品番 : INT 2003 (MYRD112)
せんこ(electric piano,organ) さわこ(electric guitar) まりこ(acoustic guitar,percussion) あいこ(drums) with 浦朋恵(tenor & baritone saxophones) 伊藤慎也(electric bass guitar)/produced by 浦朋恵&イコマ/arranged by イコマ/recorded & mixed by  椛島隆/mastered by 山本アキヲ
 

ロニー・レイン、マッギネス・フリント、ギャラガー&ライル、フェアポート・コンヴェンション、ブリンズリー・シュウォーツ、キンクス…等々に影響を受けた4人のアラサーOL による英国風パブ・フォーク・ロック・バンド。2013 年の結成から現在に至る迄、メンバー全員が極端に引っ込み思案で赤面症の為、ライブは未経験(今 後も一切その予定なし)。バンド活動は三週間に一度程度、生駒の料理旅館(ドラマーの実家)に楽器持参で集まる「宿泊練習」のみ。「山ちゃんの朝は早い」は メンバー曰く「なんとなくギャラガー&ライル+ヘロン風」の通勤もの、「アイスバイン」はバンドの友人でもある浦朋恵の書き下ろしを「なんとなくロニー・レインのス リム・チャンス風」に演奏したもの。今回の処女録音は浦朋恵(サックス)とコンカロックスの伊藤慎也(ベース)がサポート。

遠い昔に吹き込まれ、いつしかゴミとして捨てられた奇妙な…どうしようもないドーナツ盤(エサ箱の仕切りは「その他」が相応しい)。しかし、時を経て、ここ未来世
紀ブラジルではそのドーナツ盤が「今が旬」のヴァイナルジャンキー達に睡眠不足とカードの残高不足を与えている。なんちゃって。
Tongs International は全く異なるフィールドで活動していた二人の音楽家、浦朋恵と山本アキヲにエンジニアの椛島隆が加わり制作を担う「そんな」ドーナツ盤 専科です。東京、大阪を中心に活動する意外な~、知られざる~、風変わりで~、(ある意味)クソ真面目な音楽家達による「ある種のムード音楽」をこの 3 人が 記録。レコーディングからマスタリング迄、立ち会います。
カタログには南海慕情の浦朋恵とはぐれテクノの山本アキヲ、2人のレーベルオーナーの他、Andito(黒光りのサルセーロ)、イコマ(アラサーOLのパブ・ロック)、 エマーソン北村(静謐オルガンの匠)、秋廣真一郎(関東レゲエ業界屈指のギタリスト)、ロッキン・エノッキー(全身ロックンロール音楽家)、関根真理(打楽器お んな鼠小僧)、金子鉄心(イーリアンパイプ翁)、シン・ヤ伊藤&リン・テ伊藤(室内ロックステディ)、室隆雄とニュー・ディキシー・フライヤーズ(メンフィス妄想)、 speedometer.(クワイエット・ヴィレッジ・テクノ)…といった、様々な領域で活動する奇妙な…音楽家が加わります。アルバムではなく、回してちょん、裏返してちょ んのドーナツ盤ならではの出たとこ勝負(と異国情緒)に御期待下さい。