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■国内盤CD■
セバスティアン・マッキ。アルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレ・シーンを代表する一枚として、いまだに聴き継がれる名作『Luz de Agua』(SHAGRADA MEDRA SHCD-022 2002年)で、瑞々しいピアノを聴かせていたのが彼である。シャグラダ・メドラからの作品はもちろん、セシリア・パール、マリオ・グッソといったアーティストからも重用されるシーンきっての才人。ネオ・フォルクローレ・ブームの決め手となったコンピ『美しき音楽のある風景 素晴らしきメランコリーのアルゼンチン』でも中心として取り上げられるなど、日本でも非常に人気の高いアーティストである。
一方のルカス・ニコティアン。実験的フォルクローレ・ポップ・ユニット『プエンテ・セレステ』のピアニストとして音楽的な可能性を革新しつつ、自らもジャズ・ピアノ・トリオ=カマロテスを率い精力的に活動。ジスモンチやチック・コリア、ライル・メイズ、キース・ジャレットといったECM系のピアニストをフェイバリットに挙げるなど室内楽的な響きを持つルカスのプレイはカルロス・アギーレ、そして前述のセバスティアン・マッチに続く人気を博している。
『ヴィオレッタ』という一つの到達点ののち、次作『オリジャニア』ではアルゼンチンのみならず南米全土を視野に入れた作品を掲示したカルロス・アギーレに対し、コンテンポラリー・フォルクローレの西洋音楽的な要素を更に追及しているのが、本作にあたる。フォルクローレやクラシック、ジャズをベースにしながらも繊細かつ高度、それでいてとても親密に綴られるデュオは、近年のシャグラダ作品の中でも最高傑作と言えるコンテンツ。ただただ、歓喜のため息が漏れてくるばかりである。
また、7曲目「Gincana」は、日本発売されたセレクション「BAR BUENOS AIRES」に先行で収録された楽曲。このトラックで2人の素晴らしいデュオに既に心酔したファンにとっても、フルアルバムで聞ける喜びは、格別というほかない。アルゼンチン音楽史に長く語り継がれる名盤の誕生だ。
アルゼンチン盤CD▼
http://diskunion.net/latin/ct/detail/WOR25817
LUCAS NIKOTIAN, SEBASTIAN MACCHI / ルカス・ニコティアン , セバスティアン・マッキ