【入荷】■MPB CD RE-ISSUE■ DISCOBERTAS Presents セルジオ・ヒカルドの世界 : 生誕80年記念名盤

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2012.07.28

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DISCOBERTAS presents ■セルジオ・ヒカルドの世界■



俳優/映画監督/舞台演出家/歌手/作曲家と多彩な顔を持ち、ブラジル音楽シーンに異色の足跡を残したアーティストがセルジオ・ヒカルド。ボサ・ノヴァ・ムーヴメントの渦中に居た59年に作曲家/歌手としてレコード・デビュー。60年2nd作のプロデューサーであったアロイージオ・ヂ・オリヴェイラの手引きでエレンコからもアルバムをリリース。ボサ・ノヴァ古典名曲の一つに数えられる「ZELAO」や、エリス・レジーナの歌唱でヒットした「ESSE MUNDO E MEU」など、そのスケールの大きい作風と飾らない素直な歌い口、そしてニヒルな出で立ちで一躍人気を博した。

2nd  (1960 Odeon)    4th (1963 Elenco)
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ただ、本人はボサ・ノヴァ・アーティストを自認するというよりは、舞台や映画と音楽を関連付けた創作活動をライフワークとし、広義なフィールド・クリエイターとしての才覚をより際立たせていくこととなる。ブラジルにおけるボサ・ノヴァ・ムーヴメントの終焉後は、よりメッセージ性の強い楽曲にシフト。サウンドもトロピカリズモをはじめとするノルデスチ(北東部)音楽に傾倒したサイケデリック/フォーク路線に進化。70年代には、より強靭で自由なセンスを反映させたカルトなアルバムを次々と発表し、映画やTVドラマ、ミュージカルへの挿入を意図したテーマで、独自の世界観を確立していく。

    

だが、その多くがこれまでCDマテリアルとして陽の目を見ることが無かったが、セルジオの生誕80年にあたるメモリアル・イヤーの2012年、ついに知られざる彼の名作群が続々とCDで蘇ることなった。他の誰も真似の出来ないセルジオ・ヒカルドの音楽から、MPBの歴史を違った観点から再発見できる貴重なリイシューだ。


■NEW RE-ISSUE PICK UP■
(いずれもDISCOBERTAS CD 1,800円)
入荷/発売中

●SERGIO RICARDO / ARREBENTACAO (1970)

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1970年 エキッピ(EQUIPE)オリジナル音源。世界初CD化。ボサ・ノヴァに端を発する孤高のSSWがサイケ/フォーク路線へと進化した記念碑。自身音楽監修をつとめた映画「Terra dos Brasis」の挿入歌を含む、トロピカリズモ台頭の影響を感じさせる、混沌としていてスケールの大きい前衛フォーク・ナンバーを収録した怪作。芸術的な絵画をあしあらった印象的なアートワークも特筆。同時期、そして過去のキャリアでオリジナル・アルバムに収録されていないサントラ音源などからセレクトされたボーナス・トラックを後半に7曲収録されている。


●SERGIO RICARDO / A NOITE DO ESPANTALHO (1974)

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1974年 コンチネンタル(CONTINENTAL) オリジナル音源。世界初CD化。「夜の案山子」(A NOITE DO ESPANTALHO)と題されたセルジオが音楽監督を務めた同名映画のサントラとしてレコーディングされたアルバムで、映像+音楽というセルジオが目指す芸術的ポリシーが一つの頂点を極めた時代の逸品。ここでは、アルセウ・ヴァレンサジェラルド・アゼヴェードという当時気鋭の北東部サイケデリック派が全編を通じてフィーチュアされ、シーンの次期を担うSSWと袂を分かち合った記念碑としても誇り高い名盤。インパクトの強いアートワークで、アナログでも珍重される。


●SERGIO RICARDO / ESTORIA DE JOAO - JOANA (1985)

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1985年オリジナル。インディ制作でリリースされたバレエ戯曲のサウンド・トラック。作家カルロス・ドラモンド・ヂ・アンドラーヂによるセルタォンに生きる男女の姿を描いたのストーリーに、セルジオ・ヒカルドが楽曲を付け、さらにはハダメス・ニャッタリ(RADAMES GNATTALI) が編曲を担当したというスケールの大きい感動的なサントラ。2000年にシコ・ブアルキ、ジョアン・ボスコ、エルバ・ハマーリョ、アルセウ・ヴァレンサ、ジェラルド・アゼヴェードが参加し、本作のリメイク盤がCDリリースされたが、オリジナル盤のCDリリースはこれが初。

2000年 RADIO MECリリースのリメイク盤
 

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■2012年リリース済■
ワーナー・ブラジル社製 - SERIE DISCOBERTAS シリーズからの関連作
(いずれもWARNER CD 1,950円)
絶賛発売中

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●SERGIO RICARDO / DO LAGO A CACHOEIRA (1979)
コンチネンタル・オリジナル。センシティヴなサウンドと相反する男気に満ちたメッセージ性が見事にシンクロした、70年代MPBのカルトな傑作。バックには、Rafael Rabello, Antonio Adolfo, Chico Bateraほか超一流ミュージシャンが参加。

●SERGIO RICARDO / PIRI.FRED.CASSIO FRANKLIN E PAULINHO DE CAMAFEU COM SERGIO RICARDO (1973)
1973年コンチネンタル・オリジナル。口を塞がれた鮮烈なアートワークが物語るのは痛烈な風刺。時代ならではの社会派メッセージを込めたテーマと、スタイリッシュなセクステットで織り成す、カルトな名作。

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2012年で80歳。孤高の天才が放つ目下の最新作は2008年盤
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