【特集】 最新作が再入荷! いま話題のジョアナ・ケイロス特集。ジョアナ・ケイロスってどんな人?という方も必見です。

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2017.03.02

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ミナス派のカリオカ女流クラリネット奏者/コンポーザー、ジョアナ・ケイロス。ショーロをルーツに持ちながら、エルメート・パスコアールやイチベレ・ツヴァルギのグループに長年参加し独自の音楽観を確立。リオ出身ながら近年はミナスを拠点に活動しアントニオ・ロウレイロほか様々な新世代ミナス派の作品に参加すると同時に、クアルタベー、グルーポ・インヴェントスといった複数のグループも同時に主宰するなど、今やブラジルでもっとも目の離せないクラリネット奏者として八面六臂の活躍を続けている。

2010年にリリースした『UMA MANEIRA DE DIZER』が、ここ日本でも一部のファンの間で話題になりましたが、2016年に入り日本のスパイラル・レコードの企画で制作したベルナルド・ハモス、ハファエル・マルチニとの『ジェスト』、そして平行して制作を進めていた『BOA NOITE PRA FALAR COM O MAR』『DIARIOS DE VENTO』のリリースで、大きく知名度をあげ、ブラジリアン・ジャズの新たなキーパーソンとなりつつあります。




ブラジリアン・ジャズ、と書きましたが、ショーロに出自を持ち、エルメート一派で即興性や作曲を学んだジョアナは自身をジャズ・ミュージシャンだと思っていないでしょう。多彩な活動はその証左で、ショーロからサンバ、実験的とも言える室内楽までを披露する彼女の活動は、パウロ・モウラやナイロール・プロヴェッタといった独特の吹奏楽を追求してきた先人クラリネット奏者の系譜といえます。

▼キャリアの初期にはエルメートに師事。このアルバムにも参加しているみたいですね。


▼SESCでのライブ映像。


▼女性4人、男性1人によるグループ、クァルタベー。モアシール・サントスの斬新な解釈で話題となりました。


▼リオっこですがミナス新世代の面々とも非常に親密です。リオとミナスのハブのような存在になってますね。


▼以前某雑誌のインタビューで取材したときにフェバリットにあげていたミュージシャンで印象的だったのがジミー・ジュフリー。
あのECMレーベルがわざわざライセンスしてリイシューしたというこのアルバムは、昨今再び注目を集めつつあります。『ジェスト』が好きなら必聴といえるでしょう。


▼このへんはいま並べて聴いてみても面白いんじゃないでしょうか。



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