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『ローリング・ストーン』誌の企画「THE 25 DJS THAT RULE THE EARTH(この世を支配する25人のDJたち)」では、ティエストやアヴィーチー、ディプロ、ジェームス・マーフィー、リッチー・ホーティンら名だたるビッグネームのあいだに割って入るなど、ジャンルも国境も越えたユニバーサルなリヴィング・レジェンドとして世界中のダンスフロアにその名をとどろかせているDJハーヴィー。
2010年に8年ぶり奇跡の再来日を果たして以降、まるでその空白を取り戻すかのように精力的に日本ツアーを重ね、ここ日本でも、その存在感は日々増すばかり。そんなハーヴィーが、ラヴンタグとの<マップ・オヴ・アフリカ>や自身の<ロクスソルス>プロジェクトに続いて新たなるサイケデリック・バンド=ワイルデスト・ドリームスを始動。
注目のデビュー・アルバムは、淫靡なプロモ・クリップも話題沸騰の先行シングル「Last Ride」を筆頭に、サイケとブルース、ジャズロックの狭間で、筋金入りのレコード・マニアらしい、アナログでヴィンテージな質感を前面に打ち出したヤサグレたバンド・スタイルを展開、「ソングライター/バンド・マンとしてのハーヴィー」という新たな一面を浮き彫りにした問題作。
まるで60年代のサイケデリック・コミューンから裸のまま抜け出してきたかのような、あるいは、2003年の伝説的ミックス『マッド・ドッグ・クロニクルズ』のエッセンスを抽出してバンド・スタイルで増幅させたかのような、夜の世界の全てを知り尽くした好事家ならではとも言えるフリークアウトしまくりのロック・アルバムで、<ロクスソルス>とはまた異なるスモーキーな音の桃源郷を描き上げることに成功。レコーディングは、ハーヴィー自身がヴォーカルとドラムス、ギターを担当して、ストーンズ・スロウやユビキティーなどの名門レーベルから作品をリリースするThe LionsやOrgoneなどといったバンドに参加する、Dan Hastie、Ethan PhillipsとSergio Riosという3名の腕利きミュージシャンをバックに従えて行われた。
長くクラブ・シーンの頂点に君臨してきたベテランらしいウィキッドなセンスが散りばめられた極上のリスニング作品で、ダンス・ミュージック・ファンのみならず、好奇心旺盛な全ての音楽ファンにレコメンドしたいこの夏のトップ・プライオリティ作品。イジャット・ボーイズ、ラヴンタグ、リンドストローム、DJガースなどのファンはもちろんマスト。全曲Harvey W Bassett=DJハーヴィーのプロデュース。
WILDEST DREAMS / ワイルデスト・ドリームス
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WILDEST DREAMS(日本仕様盤) / ワイルデスト・ドリームス(日本仕様盤)
880円(税込)
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