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ハープが愛された地=パリで生まれたハープとオーケストラのための名作たち
パリとハープ ハープ協奏曲集/シュース
カラヤンやアバド指揮のベルリン・フィルとの共演をはじめ、ソリスト・教育者としても世界で活躍するハープの第一人者、マルギット=アナ・シュースが、ハープが愛された地=パリで生まれたハープとオーケストラのための名作を集めたアルバムをリリース。モーツァルトではウィーン・フィル首席のシュッツがフルートで共演しています。
なお、2024年1月21日から2月9日まで、シュースとシェレンベルガーによる来日公演が、名古屋、東京、浜松、京都、岡山、兵庫で行われる予定です。
(カメラータ・トウキョウ)
【収録内容】
パリとハープ ハープ協奏曲集/シュース
1. W.A.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)
(カデンツァ:アンドレ・プレヴィン)[シングル・アクション・ハープ使用]
2. C.ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
3. F=A.ボイエルデュー:ハープ協奏曲 ハ長調[シングル・アクション・ハープ使用]
4. C.サン=サーンス:演奏会用小品 作品154
【演奏者】
マルギット=アナ・シュース(ハープ)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)1.
ハンスイェルク・シェレンベルガー(指揮)
ベルリン交響楽団
録音:2021年9月 ほか/ベルリン(ドイツ)
【プロフィール】
●マルギット=アナ・シュース(ハープ)
独奏者、室内楽奏者、教師として国際的に活躍。「終始軽やかに楽器を操り、洗練、透明性のある旋律の奏で方、卓越した音量技術の持ち主」とフランクフルター・アルゲマイネ紙から絶賛されている。
20歳で北ドイツ放送響の首席ハープ奏者に就任。H. シュタイン指揮バンベルク響の南アジア・ツアーに同行。以後、世界有数の数々のオーケストラに長年にわたり客演。カラヤンの下でオーディションに参加、ベルリン・フィルへ定期的に客演。アバドやラトルとも協演し、20年以上ザルツブルク復活祭音楽祭にも登場した。数多くのレコーディングでも注目を浴び、アンサンブル・ウィーン=ベルリンとの共演でドイツ・グラモフォンに録音したフランス印象派の室内楽曲集では「グランプリ・ドゥ・ディスク」を受賞。近年のシューベルト「即興曲」を収めたソロ・アルバムでは、独特の運指を駆使したいわゆる「消音技法」が理想的な形で示されており、卓越した透明性が引き出され、元々ピアノのために書かれた作品をあえてハープで演奏することによって得られる発見が確信をもって示されている。この奏法を教授すべく、ヘルシンキ・シベリウス・アカデミー、サンクト・ペテルブルク・リムスキー=コルサコフ音楽院、マンチェスター王立ノーザン音楽大学、東京藝術大学で指導を行ってきた。
2015年よりグラーツ芸術大学の客員教授、17年専任教授に就任。
MARGIT-ANNA SUSS / マルギット=アナ・シュース