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Chris HoosonとDavid Buxtonのユニット dakota suiteと、SCHOLEより作品を発表するフランス人作曲家・ピアニストのQuentin Sirjacqによる共作アルバム。
これまで多くの作品をリリースしているdakota suiteだが、その中でChrisが一貫して表現してきた悲壮美や人生の過酷さをリアルに感じさせる哲学、妻(Johanna)への愛情はそのままに、静寂や、穏やかな時間に捧げる音楽を探求することに重きを置いた作品。
Quentin Sirjacqは作曲、ピアノ演奏、楽曲アレンジを担当。ギター、ベース、ドラム、クラリネット、トランペット、フルート、サックス、トロンボーンなど多様な楽器が登場し、楽曲の持つ世界観を見事に表現している。インストの楽曲と必要とされる物語絵を時折語るボーカルが入った楽曲がバランスよく折り込まれている。
意識的に沈んだ精神状態から浮かび上がるために書かれたラブソングや穏やかな時間のために書かれた楽曲とが合わさる、悲愁を書き続けた従来のダコダ・スイーツの象徴的な楽曲とは一線を画すアプローチである。
ジャジーなリズム、クラシックやアンビエントの要素が織り交ざりつつも、シンセサイザーやエレクトリックギターなどが登場する、これまでの両アーティストが見せてきたポストクラシカルなスタイルを踏襲した作品。
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DAKOTA SUITE & QUENTIN SIRJACQ / ダコタ・スイート&クエンティン・サージャック