JEAN-JACQUES PERREY JEAN-JACQUES PERREY ET SON ONDIOLINE
			FORGOTTEN FUTURES / LP / RS17061905 / 2017年6月19日
			3,780円(税込)

みんな大好きJEAN-JACQUES PERREYアーカイヴスから、モンド鍵盤オンディオリーヌのほぼ未発表音源集がクリスタル・クリア・ヴァイナル仕様でアナログ・リリース!

「エレクトリカル・パレード」の元ネタを放ったGERSHON KINGSLEYとの60年代ユニットPERREY & KINGSLEYや、ソロとなってからのモンド/レアグル・クラシック『MOOG INDIGO』等でもおなじみ。フランスから全世界、果ては全宇宙までを代表する電子音楽のパイオニアJEAN-JACQUES PERREY。

PERREY & KINGSLEY結成の少し以前、50年代後半にパリで薬学の学生だったペリー青年が学部をやめて電子音楽の世界に没入することになったまさにきっかけ、現代キーボードの元祖なモンド鍵盤ONDIOLINE (オンディオリーヌ)。その後そのデモンストレーション・オペレーターとしてヨーロッパ各地やついにはアメリカまでぶっ飛んでしまう彼の原点となる活動の、コレクタブルな初期ライブラリー音源にデモンストレーション・アセテート等々、存在すら知られていなかった貴重な音塊がまとめて発掘音盤化です。

オンディオリーヌの開発者GEORGES JENNYに唆され、音楽家としてというよりもまさに操作者もしくは「演奏するセールスマン」として取り組んだ青春の記録。まだ名も無いJEAN-JACQUES PERREYの名は伏せられ、MR. ONDIOLINEなる覆面喜劇人として登場、電化された戦前ノスタルジア・ポップスを忠実かつチープに奏で、革新的なオンディオリーヌの音の魅力を伝えるための演奏が時にオーケストラを伴い真摯になされています。結果として出てきたおもちゃのような音像に加えその後の活動をすでに感じさせる様々な意匠など、その初期から実験精神とユーモアに溢れすぎていたことを証明する貴重な音源。

のち映画音楽で成功を収めるジングル作曲家ANGELO BADALAMENTIやムーグ・モンド盤で名を馳せるジャズ・ピアニストDICK HYMANとのコラボ楽曲や、61年のセカンドEP『ONDIOLINORAMA』からの1曲、VANGUARDからの66年デュオ・デビュー作『THE IN SOUND FROM WAY OUT』でも取り上げた"BARNYARD IN ORBIT"の初期ヴァージョンに楽器デモンストレーションのための習作小曲アセテート音源などなど全38トラック。

オリジナル・ソースからのリマスター。未発表アーカイヴァル・フォト掲載36ページ・ブックレット付属デラックスLPエディション。ゲートフォールド・スリーヴ装。