- 通販番号
- 4005150240
- 発売日
- 2017年11月14日
- EAN
- 0663390002018
- 組数
- 2
商品詳細情報
【作品紹介】
邦題:「薔薇の葬列」(1969/105分)(日本)
監督: 松本俊夫
出演: ピーター、土屋嘉男、小笠原修、東恵美子他
【商品仕様】
こちらのブルーレイソフトは海外製/海外市場向け商品です。
また、パッケージ/メニューはすべて英語表示になります。
音声は日本語ですので、安心してご視聴できます。
【解説】
長らくアメリカで上映不可能だった、監督松本俊夫による衝撃的かつ万華鏡のような傑作は、1960年代後半を代表する最も反体制的で陶酔感あふれる映画の一本である。ドラァグクイーンのバーや華やかなディーバも見たことのない東京の夜の世界へと猛スピードで飛び込んでいく作品であり、酒、ドラッグ、ファズギター、パフォーマンスアート、そして黒いマスカラに彩られている。
スタンリー・キューブリック は本作を、自身のディストピア映画の古典 時計じかけのオレンジ に直接影響を与えた作品として挙げている。
当時は無名のクラブダンサーだったトランスジェンダー俳優ピーター(池畑慎之介)は、若く魅惑的なエディ役として驚異的な演技を披露する。エディは「バー・ジュネ」のホステスであり、店のオーナーである権田(土屋嘉男)を巡って、人気ドラァグクイーンのレダ(小笠原修)と激しい三角関係を繰り広げる。
日本を代表する実験映画作家の一人である松本は、本作でアラン・レネ の『去年マリエンバートで』を思わせる手法で時間を自在に歪め、ドキュメンタリー風インタビュー、ブレヒト的な「映画の中の映画」、エディプス的破滅の予兆、自身のアヴァンギャルド短編、さらには画面上の漫画的吹き出しまでを自由に混ぜ合わせ、映像と音の目眩く渦を作り上げている。
鈴木達夫による息を呑むようなモノクロ撮影は、ロバート・メイプルソープの写真にも匹敵する美しさを持つ。本作 薔薇の葬列 は、ドラァグクイーンたちの地下コミュニティを率直かつ官能的、そして一切弁解することなく描き出している。
酔ったサラリーマンたちと笑い合う時も、恋人たちとアイスクリームを食べる時も、街で少女ギャングと喧嘩する時も、ピーター演じるエディは圧倒的な存在感を放つ。ライバルのレダは「彼女は行儀が悪く、媚びることしか知らない」と言う。しかし実際には、エディの“行儀の悪さ”とは、この世界にはあまりに美しすぎるということなのだ。ベルボトムのパンツ、黒いレザージャケット、そして ブライアン・ジョーンズ風のヘアスタイルをまとった彼女の鮮烈な存在感は、「バー・ジュネ」の中でも東京の街中でも、社会秩序そのものへの脅威となっている。
日本ニューウェーブおよびクィア映画を代表する重要作である 薔薇の葬列 は、2017年の再公開にあたり、オリジナルの35mmカメラネガおよび音声素材から4K修復が施された。
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