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シューゲイズとポストハードコアをミックスし、革命的なサウンドを生み出したタイ発のTeleverによるデビューアルバム!
タイの北部の都市、ナコーンサワンで活動中のシューゲイズ/ポストハードコア・バンド、 Televerによるデビューアルバム『Inside the Game』。
2018年に結成されたTeleverはデビューEP『Have A Good Health』をリリースすると、そのヘヴィーで美しいシューゲイズサウンドと迫力のあるハードコアサウンドをミックスした独自の音楽性で注目を集め、これまでにタイ国内でアメリカのポスト・ハードコア・バンド、Fiddleheadから世界的にも人気なドリームポップ・バンド、Turnoverといったバンドのサポートアクトに抜擢されるなど、角度の違う様々なタイプの音楽ファンを魅了してきた。
結成から約5年が経ち遂にリリースされたデビューアルバム『Inside the Game』はまさにTeleverが表現してきたジャンルが交差する中で熱さと冷たさのどちらも体感できる作品に仕上がっている。
アルバムのスタートを飾る「Whole」はDIIVの『Deceiver』を彷彿させるような重圧なギターサウンドが鳴り響く中にヴォーカル、Taeの音に溶けこむようなヴォーカルが加わり完璧なシューゲイズであり、続く「Today」では一気に舞台をポスト・ハードコア・シーンへと移し、シューゲイズなギターサウンドの中で感情的なシャウトやヴォーカルが放たれ、この2曲だけ で既にTeleverの自己紹介になっている。
3曲目に収録されている「Ghost」は従来のシューゲイズのアプローチだけではなく、エモ辺りの熱さを持ったギターサウンドがダイレクトに伝わってくる。タイトル曲「Inside the Game」とかもヘヴィーなサウンドにも関わらず00年代のエモやパンクなどからの影響を吸収したことによるポップに響かせることに成功している。
8曲目「Always」ではドリームポップ色が強いシューゲイズというまた少し違った角度の楽曲を披露し、ラストを飾る「Goodbye」までアジアだけではなく世界的に見ても新鮮なシューゲイズを鳴らし続けたアルバムで、Televerというバンドはすぐに世界で注目されることになるであろう。
Telever