アジアンミュージック・バイヤーズチョイス【7/7特別編~CDS編Vol.2はタイ&韓国で発見したCardCD】
ディスクユニオンスタッフによるアジアンミュージック・バイヤーズ・チョイス! ラテン・ワールドWEB&通販担当の(TT)がゆる~くお届け。
Asian music buyer's choices![]()
今月号は7月7日が短冊CDの日ということで、それにちなみアジア圏で見つけた8cmCD/短冊?風の変形CDをご紹介する特別編でお送りいたします。日本国内リリースの短冊モノから、現地リリースの短冊CD、ジャケにこだわった企画モノ、などなど面白い発見があるのではないでしょうか。
Vol.1中華編はこちら
Vol.2はタイと韓国で見つけたCard CDをご紹介。Card CDと記載しましたが名刺型CD、Business Card CD、Mini CD Cardなどいろいろな呼び方があるそう(discogsでの表記例はこちら)。そもそもCard CDとはどんなものなのか、通常のCD(12cm)よりも小さく、名刺のような長方形の形状をしているのが特徴。ただし、データが記録される部分は中央の円形エリアのみで、四隅は再生に関係しない樹脂部分となっている。また、一見すると8cmCDと同じ容量に見えますが、実際の記録可能時間は短く基本は1曲(4分程度)しか収録できないようです。どうやって聞くのかも気になりますが、キャッチャーにはめ込むタイプの読み取り機でないと再生できず。当然DJで使おうと思うと詰まってしまいますよね。8cmCDにはアダプターを装着可能ですが、そもそも今後外付けのCDPLAYERをCDJにつなげれるようになればすべて解決するのにと思ったり。※まったく日本で見たこともない媒体なため詳しい方いらっしゃれば教えていただきたいです。また、よくわからない珍品の為、誤った情報もあるかもしれないのでご容赦ください。
この存在は全く世に知られていないはずですが、しかし、カードも長方形、伸ばすのも可能となるとこれも短冊CDの一種と言っても過言ではないのではないでしょうか。短冊CDコレクターの行きつく先の最果ての一つになるのではいった期待もこめていくつか最高の楽曲を紹介したいと思います。
タイではどうやら、セブンイレブンでこの手のカードCDが売られていたらしい。以下参照。2000年代の50タイバーツであれば大体150~200円くらいだったのかなと推測されます。


■China Dolls「โอ๊ะ โอ๊ะ โอ๊ะ」「ติ๊งหน่อง(ding ding dong)」
2000年前後のタイポップスを代表する存在であるChina Dolls(ไชน่าดอลส์/中国娃娃)は、タイの大手レーベル GMM Grammy から1999年にデビューした女性ポップ・デュオです。タイ語だけでなく中国語でも活動し、タイ、台湾、中国、シンガポール、マレーシアなどアジア各地で人気があったそうです。中華圏でも中国娃娃の名前でよく見かけることがあります。Y2Kリバイバルやアジアン・ポップ再評価の流れの中でまた再評価されており(アイドルオーディション番組で使用された「單眼皮女生(青你をここでは参照)」、動画プラットフォームで使用されるなど)、若者も結構知っている気がします。さて。そんな彼女たちにも超限定枚数でCard CDが出ており、超絶もっておきたいビジュをしています。2000年代に聞いていた方も多いと聞いておりますが、なつかしーと思う方も多いのでは??コレクターはマストバイです。

※裏面の記憶部分の写真を見るとこれは8cmより直径が小さいタイプですが、8cmCDサイズのものもあります、その場合は側面が円系で、横部分が直線、つまりくりぬかれた形状になっています。=その結果容量が少なくなっているのかと思われます。
ไบรโอนี่(Briohny) 「โคลส-อัพ(Close Up)」
短冊の最終形態?ということで、カードCDを3つまとめちゃった、タイのブライオニーのRemix集がこちら。短冊もその性質上とがった企画モノが多かったと某書で紹介されていますが、カードCDもファンアイテム・企画的な側面が強かったのかもしれません。こちら4打ちでガンガン踊れます。タイのダンスクイーンことクリスティーナのカードCDも存在するんですがそちらと合わせてDJするのがおすすめです。

タイの2000年代ものは20枚ほど所有しているので、いくつか出ていたことが実際に確認できているのですが、なんと韓国の2000年代にも実は何枚か存在するのかもしれないという証拠を発見。0であることを証明することは悪魔の証明なんていったりしますが、0→1であること(存在があること)を証明するのは我々ディガーであるべきだと思いますし、今後もアジア圏各地を巡って良い音楽を紹介出来たらと思います。
名称はジャケに書いてある通り「명함(ミョンハム=名刺)CD」とのこと。
発見したのはTOY(ユ・ヒヨル)のベストアルバムに封入されていた特典!!ユ・ヒヨルはスケッチブックでご存じの方も当然多数いらっしゃると思いますし、DISKUNIONでもアンテナ特集を行ったのでもしかするとそれで認知してくださっている方もいるかもしれません。そんな大レジェンドの作品を開けてみたらなんと名作ジャケのポストカード(写真右)とその中にカードCDが入っていました。あくまで副次的というアイテムなので、韓国ではファンの特典という側面が強いのかもしれません。私は実物で一枚しか持っていないでなんとも傾向はわかりませんが、フィジカルの情報があればぜひお知らせを。
第三弾(2027年執筆予定)はK-POPで書こうと思っているのですが韓国は短冊、CDS少ないですよね。台湾でClonあたりの作品をいくつか発見したのでお楽しみに。

以上!
7/9追記
そうだ、そういえばワールドカップにちなんでこんなものを。
日本でリリースされた、韓国のデュオ=クーロンのレアCDS!98年のNanのSuper Mix Verが入っていたりとなかなかに使い勝手が良いです。これ開けてみないと8cmCDというのがわからないのがもったいない。いや、そもそも短冊があったらいいのになあ・・・

→あるんです。
こちらは台湾で発見した短冊風CDS、「世界杯足球賽 韓国隊勝利戦歌」と書いてあるこちらが「World Cup Song」ですねそしてRemix Verもこちらには収録されています!!台湾にはVol.1中華編で紹介した通り、90年代後半から00年代のK-POPの受容度が日本より高く、多くのカヴァーソングが存在するので合わせていろいろと探してみてください(例えば画像内の3曲目は香港のグラスホッパー、4曲目は台湾のユキ・スーがカヴァーなど)。大抵の有名な楽曲は中国語にカヴァーされているので、そういったものを発見するのもひとつ面白いかもしれません。
あとClonといえば、ジュンヨプ(구준엽)と台湾の大女優大Sこと、バービィー・スーとのラブストーリーも有名ですよね。残念ながら大Sは日本滞在中に亡くなってしまったのですが・・・

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