今週公開スタート!観ておきたい新作特集 vol.9
RECOMMENDED MOVIES
今週公開スタートした映画をピックアップ!
最近、気になる映画の予告を見漁っては、マイリストが増え続ける今日この頃。もはや一生かけても消化しきれませんが、それでも止まりません。そんな中、今週はクリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』がいよいよ公開。CG一切なし、1,000人のエキストラで撮った戦闘シーンと聞くだけで、観る覚悟が試されます。もちろん今週の注目作はこれだけではありません。見応えたっぷりの作品を厳選してお届けします。
オデュッセイア
ノーランが20年越しの念願として、長編映画史上初となる全編IMAXフィルムカメラでの撮影に挑んだ超大作。トロイア戦争の英雄オデュッセウスが、故郷を目指す10年に及ぶ帰還の旅を描きます。待ってました、という言葉がこれほど似合う作品も久しぶり。予告編の時点ですでにノーランらしいこだわりが随所に感じられ、荒々しい海のスケール感や、神々の存在を予感させる不穏な空気まで、余すところなく伝わってきます。CGに頼らず実際にモロッコやギリシャ、アイスランドなど各地でロケを敢行したという徹底さも、映像の説得力に直結していそう。古代の叙事詩がどんな熱量でスクリーンに蘇るのか楽しみです。
公式サイトはこちら >
ルックバック
『チェンソーマン』の藤本タツキのあのマンガが実写化するんだ…!というのが最初の反応でした。しかも監督は是枝裕和。あの静かな空気感と、あのラストの余韻をどう映像にされるのか、正直かなり気になっています。2024年の劇場アニメ版もすごく丁寧な作りで、原作の空気感をそのまま映像にしたような完成度に驚かされました。あの時点で「もう十分」と思っていた分、実写化にはちょっと意外な気持ちもあります。でも同じ原作でも、アニメとはまた違う温度で藤野と京本の物語を見せてくれるはずなので、その違いも含めて注目したい作品。
公式サイトはこちら >
ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?
『野火』『ほかげ』の塚本晋也監督が、ベトナム帰還兵アレン・ネルソンのノンフィクションを原作に、7年をかけて完成させた作品。戦争を描く映画の多くが被害の側から語られる中、本作は「人を殺した側の傷」という、これまであまり語られてこなかった痛みに正面から向き合っている。貧困と差別から逃れるように軍に入隊した青年が、戦場で人としての感覚を失っていく過程、そして帰還後もその傷を抱えたまま生きる姿。ニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄と国境を越えて撮影されたスケールも含め、単なる戦争映画ではなく、今も世界のどこかで続いている暴力の構造を静かに問いかけてくる作品のように思います。
公式サイトはこちら >
BULLY ブリー4K
『KIDS キッズ』のラリー・クラーク監督が2001年に手がけた問題作が、25年の時を経て4K版でスクリーンに戻ってきます。1993年にフロリダで実際に起きたボビー・ケント殺害事件を題材に、退屈と暴力の中で歯止めを失っていく若者たちを、容赦のない視線で切り取った一本。当時公開時から賛否を呼んだ作品ですが、4Kという形で改めて向き合うと、南フロリダのまばゆい光や気だるい空気感が、逆に若者たちの空虚さを際立たせているように感じられます。ドクター・ドレーやサイプレス・ヒルなど、当時のサウンドがそのまま流れる予告編を見ただけでも、あの時代の匂いが今も色あせずに漂ってきます。
公式サイトはこちら >
クロノス・カイロス
ロックミュージシャンでありグラフィックデザイナー、作家でもあるフィンランドのマルチアーティスト、ヘッラ・ウルッポの長編監督デビュー作。恋人との別れをきっかけに耳鳴りを抱えた男が、甲殻類アレルギーの殺し屋と共に旅に出て、現実とも幻想ともつかない荒野に迷い込むという、あらすじからしてすでに一筋縄ではいかない予感。アキ・カウリスマキ監督が"シュルレアリスムの傑作"と評したというのも納得で、モノクロームの映像美とシュールな設定の組み合わせは、他ではなかなか出会えない体験になりそう。派手さで押すタイプの作品ではなく、じっくり浸って初めて味わえる不思議な世界観。
公式サイトはこちら >
私たちは、ちょうどいい。
SNSで疎遠になった父親を探していたリリーが、父と同姓同名の見知らぬ男性ボブ・トレヴィノと出会う。ただの人違いから始まった関係が、孤独を抱える二人にとってかけがえのない居場所になっていく。ロッテントマトで98%の高評価を獲得したという実話ベースの物語です。「いいね」ひとつから始まった縁というのが、今の時代らしくて面白いなと感じます。血のつながりや長年の絆ではなく、たまたま検索でヒットしたという偶然が、人と人を救うことがある。こういう静かな出会いを丁寧に描く作品ほど、観た後に長く心に残る気がします。
公式サイトはこちら >
スターヴ・エイカー 召喚
英国ヨークシャー地方の人里離れた土地に越してきた夫婦が、幼い息子を突然の喘息発作で亡くす。妻は亡き子の魂との交信にすがり、夫は土地に眠る伝承にとりつかれるように古いオークの木を掘り起こし始める――やがて発見される、大きな野ウサギの骨格。それが日を追うごとに肉付き、蘇生していくという展開だけで、もう不穏さが伝わってきます。『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のモーフィッド・クラークと『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のマット・スミスという実力派が、喪失を抱えた夫婦を演じるのも見どころ。BFIロンドン映画祭のコンペティション部門にも選ばれた作品とのことで、静かな恐怖と悲しみが交差するタイプのホラーを求めている人には特に刺さりそうな一本。
公式サイトはこちら >
最新ニュース LATEST NEWS
2026.09.25
映画DVD・ブルーレイ/サントラ
2026.09.25
映画DVD・ブルーレイ/サントラ
2026.09.18
映画DVD・ブルーレイ/サントラ
2026.09.16
映画DVD・ブルーレイ/サントラ
2026.09.08
映画DVD・ブルーレイ/サントラ
こちらから
ニュース&特集 NEWS & FEATURES
2026.09.04
トピック
2026.09.28
ノイズ ・ アヴァンギャルド
2026.09.28
ノイズ ・ アヴァンギャルド
2026.09.28
クラブ・ダンス
2026.09.28
ソウル・ブルース
2026.09.28
オールドロック
2026.09.28
ヒップホップ・R&B
2026.09.28
ヒップホップ・R&B
2026.09.28
レゲエ
2026.09.28
レゲエ
2026.09.28
ロック・ポップス・インディ
2026.09.28
ジャズ
2026.09.28
ノイズ ・ アヴァンギャルド
2026.09.27
ノイズ ・ アヴァンギャルド
読み込み中...
アーティスト
タイトル
レーベル