THE BLANKET SIBERIES『HUSKIES OF THE FROZEN』CD/お香orTシャツセットが登場
この度、THE BLANKET SIBERIES より "HUSKIES OF THE FROZEN" が満を持してリリースされる。
THE BLANKET SIBERIES は JUCE、BLABLA、Elizabeth-G、LilKen、INSHUN の 5MC と HIROSSON の 1DJ で構成された HIPHOP Crew だ。
元来、Crew は同じ地元や似たような境遇を共にした者同士で結成されるケースが多く、それに伴う一体感が楽曲に落とし込まれる事も魅力の一つで有る。が、彼らには当てはまらない。
それは様々なルーツのメンバーで構成されており、各々が独自の匂いを発している。つまり、いい意味で彼らにはまとまりが無いのだ。
さらに全 14 曲の本作は全て異なるプロデューサーが採用されており調達ルートの豊富さが存分に伺える。
2曲目 TODAFOLNIA ではサンプリングの匠 Dr.KOENMA( 呼煙魔 ) の beat 上で軽快に進んでいくいわゆるいい感じの状態のドライブに留まらず、Elizabeth-G 曰く「儚い高鳴り」、Lil Ken 曰く「箱の中で囚われた歪な世界」、JUCE 曰く「社会の波、乗れないクルージングする」と表現する彼らは世界を無駄に楽観も必要以上に悲観もしない。その上で楽しむことを理解している。
3曲目 Phoenix-K では 3CS のドラマティックに彩られた夜更けの街を各人の Rap が朱く染める裏アンセム。「So why うるせえ、俺は操作不能」と spit すれば INSHUN が「どの道導く正解」とシベリアの寒さを熱に変換する思考術を披露している。そこからさらにアルバムは加速度を増すが、あくまで足し算ではなく掛け算、beat に対する Rap の最適解ではなく、握力を確かめ合うゴリラと化した無骨な作品へと昇華されている。
注目すべきは 11 曲目 SIBERIA(PRO.%73)の hook にある「遠くへ行こう 誰も見つけてはないとこ」に提示される日常とは違った景色、その答えを彼らはあくまで日常を通じて掴みにいくある種の普遍性。そこで形になるものは JUCE の「ビートはラッパー奮わせる特効薬」というあくまでも自分たちの望むやり方でなければ本当に欲しいものは手に入らないことを教えてくれる。
極めつけは国内のみならず海外でも高い支持を得ている Nasty III Brother S.U.G.I(ILLSUGI) の beat(13 曲目 Kilimanjaro) では振り落とされるギリギリ手前で進む犬ゾリを彷彿させる各々の乗せ方は必聴。プロデューサーには他にも ITOKU BEATS、ISIDOR 等、それぞれの手法で彼らと本作の魅力を存分に引き出している。この作品を聴き終えた後、まるで赤坂辺りの料亭で上質な多国籍料理のフルコースを食べえたような感覚に陥った。
( 恐らくそんな店は存在しないが ) いい意味でのまとまりの無さが彼らなんだと思い知らさせる。従来の Crew と言う既成概念で冷え固まったその耳をこの作品で包んで解凍して欲しい。
撒菱スティーロ後効きファーライ!!!! Text by Shiba
-THE BLANKET SIBERIES-
JUCE,BLABLA,Elizabeth-G,LilKen,INSHUN,HIROSSON からなる多国籍割烹 " シベリア " の従業員で構成された 5mc+1DJ。
オーナーと住み込みの二足の草鞋を履く Elizabeth-G が散歩中に見かけたシベリアンハスキーから着想を得て作られた本作。
アングリーメーカー兼、料理長の JUCE の号令により 2025 年、師走から北戸田でメニュー作りを始める。
気まぐれウェイターの BLABLA、バトルジャンキーで野菜担当の Lil Ken、離婚した元クラブ店員の HIROSSON、この度、縁故採用が決まった元弁当屋の INSHUN。
これは言わば食べログ百名店への道。
" 家庭の味を全国へ " をスローガンにウルトラ・ヴァイヴからの全面的なバックアップを追い風に満を持してリリース。
(メーカー・インフォメーションより)
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