JACKSON BROWNE / ジャクソン・ブラウン 76年4作目 『プリテンダー』が50周年記念で本人監修最新リマスター・リイシュー!
ウエストコースト・ロックを象徴すると同時に、シンガー・ソングライターというスタイルを確立させた最重要アーティスト=ジャクソン・ブラウンが1976年に発表した4thアルバム 『The Pretender』(邦題: プリテンダー)。
1974年の前作『Late for the Sky』において、幻滅、終末観、友情、そして脆い恋といったテーマを、ギターやピアノを基調としたアンセム、内省的な楽曲、ロック・ナンバーへと昇華させ、自身の「告白的」な作風の頂点を極めていた。続く本作『The Pretender』では、ブルース・スプリングスティーンのプロデューサーであるジョン・ランダウとタッグを組み、ブラウン自身はより壮大なサウンド・プロダクションでさらなる高みを目指し、ランダウは彼のボーカル・スタイルをより力強く際立たせることに注力した。しかし、幼い息子の母親でもあったパートナーの自殺という個人的な悲劇が、予期せぬ形で楽曲に影を落とすことにり、その結果、本作はより陰鬱で失意に満ちた側面を帯びると同時に、傷を負いながらも真の強さを感じさせる作品となった。
ローウェル・ジョージによる哀愁を帯びたスライド・ギターとボーカルの掛け合いが印象的な「Your Bright Baby Blues」や、ボニー・レイットと共演した「Here Come Those Tears Again」、そして祈りのような響きと、喪失感を湛えた「Sleep's Dark and Silent Gate」といった名曲の数々には、父親としての想い、死生観、そして諦念が色濃く反映されているが、それでもやはり、このアルバムのハイライトはタイトル曲「The Pretender」である。
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