GEORGE MARTIN / ジョージ・マーティン生誕100周年を記念し、オーケストラ・カヴァー・アルバム3作品がリマスター・リイシュー!
音楽史上最も重要なプロデューサーの一人として称される伝説、サー・ジョージ・マーティン。彼の生誕100周年を記念し、彼が手掛けたオーケストラ・カバー・アルバム3作品が最新リマスター音源という新たな衣装を身にまとい、現代に再び登場することとなった。今回リリースされるのは、1964年に発表されたジョージ―・マーティン名義としては初のアルバムとなった『OFF THE BEATLE TRACK』、翌1965年に発表された『HELP!』という2枚のビートルズ・ナンバーのカバー集と、そしてビートルズやローリング・ストーンズなど60年代の楽曲を中心にしたジョージ・マーティンの最高傑作の一つとして高い評価を受ける1966年発表のラヴ・ソング・カバー集『...AND I LOVE HER』の3枚の作品だ。
今回の再発にあたり、サー・ジョージ・マーティンの息子であるジャイルズ・マーティン監修のもと、オリジナル・マスター・テープから忠実にリマスターが施された音源を収録した今回の生誕100周年記念作品は、発売当時の仕様が再現された作品だ。この3枚のアルバムがCDでリリースされるのは英国史上初の快挙となり、またこの作品がアナログ盤としてリリースされるのは、数十年ぶりのこととなる。また、フィジカル作品のリリース・タイミングに合わせ、この3枚の作品はストリーミング配信もスタートとなり、これらの音源がデジタル配信されるのは、もちろん今回が世界初となる。
今回再登場する3枚の作品が登場したのは、オーケストラ/クラシック・ミュージック・シーンが、当初は「騒々しい」ジャンルとしてその音楽的価値を完全に否定していた「ビート・ミュージック」のサウンドを、徐々に受け入れ始めた時期のことだった。1960年代初頭に「ビートルマニア」が世界を席巻し、『タイムズ』紙のような権威あるメディアまでもがジョン・レノンとポール・マッカートニーの楽曲制作を真剣に分析するようになるにつれ、人々の態度が変化し始めていった時代だ。やがて、オーケストラがビートルズの楽曲を独自に演奏・発表しはじめ、過去と現在の音楽の架け橋となるような動きが訪れるようになる。
サー・ジョージ・マーティンが責任者を務め、ビートルズも所属していたPARLOPHONE RECORDSは、アルバム『OFF THE BEATLE TRACK』の制作に着手する。1960年代が進むにつれ、ロックやフォーク、サイケデリックやプログレッシブ・ロックといったジャンルが世界の音楽シーンを席巻するようになっていったが、クラシック音楽とポップ/ビート・ミュージックが初めて融合したこの短い期間において、サー・ジョージ・マーティンが手掛けたビートルズや当時の現代音楽のオーケストラ作品は、ひときわ輝きを放っていたのだ。
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