ディスクユニオン ラテン・ブラジル・ワールドミュージック バイヤーズ・チョイス10月
ディスクユニオン ワールドミュージック・バイヤーズチョイス10月号
World music buyer's choices
ディスクユニオンスタッフによるワールドミュージック・バイヤーズ・チョイス10月号! 新譜も旧譜も中古も私物もサブスクもチャンプルー(ごちゃまぜ)でお届けいたします! 今、ディスクユニオンのラテン、ブラジル、ワールドのバイヤーが本当におすすめしたい良質な作品を一挙ご紹介!!
↓バックナンバーはこちらから↓
https://diskunion.net/latin/ct/news/archive/9
■お茶の水駅前店
東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビル2F
https://diskunion.net/shop/ct/ocha_ekimae

TRIADA『EXUVIA』
https://diskunion.net/detail/1009306794
ジョアン・ジルベルトでお馴染みの『O Pato』を脱力系ハーモニーで再構築し、聴く人を虜にした三人組 その名もTRIADA!彼女たちの織りなすメロディーは、ポップでありながらアルゼンチンならではの哀愁や仄暗い余韻が琴線を震わせます。 2025年に発表したデビューEPはデジタル配信のみでしたが、この度Verveより1stフルアルバムが待望のフィジカル化! (山本)

RUBEL『Casas』
https://diskunion.net/detail/1009275406
ブラジルのSSW、フーベルがその名を世界に知らしめた2ndが待望のリイシュー。MPBに根差した静謐な室内楽かと思えば、時折ヒップホップの表情も見せる。奇跡的なバランス感覚のもとに成り立った、永遠のマスターピース。「Pinguim」における管弦のアレンジの美しさは、他の何物にも変えがたい。「素晴らしい人生を君と分かち合いたいんだ」とフックで繰り返す「Partilhar」は、FRUEのライブでもハイライトの一つだったように思う。(鈴木)
■新宿ラテン・ブラジル館
東京都新宿区新宿3-31-4 山田ビル4F
https://diskunion.net/shop/ct/shinjuku_latin

Renato Borghetti『Gauderiando』
https://open.spotify.com/intl-ja/album/7xaXXvvklq8h0Gk5H9RyiS?si=iZocBZgZRJGhwLLEmsQNxQ
ブラジル南部地域で親しまれるフォークソング、ガウーショ音楽(Música Gaúcha)。アルゼンチンやウルグアイと国境を接し、比較的冷涼で広大な平野で育まれた音楽には他のブラジル音楽にはない味わいがあります。今回紹介するのはガウーショ音楽で特に重要視される Gaita(アコーディオンを意味する方言)の名手 Renato Borghetti のインスト。収録曲の一つ、Prenda MinhaにはMilton Nascimentoも参加しています。朴訥とした民俗音楽としての側面から、洗練されたインストまでの深化、そして牧童の踊りというルーツを感じさせると共に、音楽に明確な境界がないとふと覚えるような傑作です。ちなみにブラジル南部にとって9月から10月にかけた期間は冬から春へと季節が移り変わる季節であり、リオグランデ・ド・スル州の独立記念日(9月20日)などガウーショの伝統と深く結びついた時期。中々馴染みのないブラジル南部文化の一端に触れるきっかけとしてもオススメです。(加藤)

Benin International Musical『Positive Vodou』
https://open.spotify.com/intl-ja/album/2MJZ26HjFyL9tBE7qC1d0L?si=iQ3CBOJ1T-6m0mZUVGsljQ
西アフリカ、ベナン発のポジティブかつハイエナジーなアルバム。ベナンの伝統的なヴォドゥン信仰(ブードゥー教のルーツでもある)が持つリズムを基盤にアフロビート、力強いギターサウンド、ヒップホップ等々が大胆に入り混じる本作は中毒性のある力強いグルーヴに溢れています。ベナンもといヴォドゥン信仰はカリブ海、ブラジルを中心にラテンアメリカにおけるアフロカルチャーの形成過程でも多大な影響を齎した存在!ルーツを辿るという点からラテン音楽好きにも聴いてほしい一作です。(加藤)

LEONARDO MARQUES『Ecos À Deriva』
https://open.spotify.com/intl-ja/album/0wg1Qcfa6BtUuEogbp1FuP?si=vJ4RlmIZSfeimCh-s6wZLw
ブラジル・インディーの良心が到達した、静かなる最高傑作。 弊社バイヤー(商品部門・江利川さん)が、ファースト『Dia e Noite no Mesmo Céu』(当時はCD-Rでのリリースでした)をご紹介して以来、常に独創的な世界観でシーンを牽引してきたレオナルド・マルケス。彼の待望の新作『Ecos À Deriva』の配信がスタート。 今作では歌から一歩踏み込み、より内省的なインストゥルメンタルを中心とした世界を披露。ヴィンテージ機材への深い造詣やライブラリー・ミュージックへの回帰といったトレンドを内包しつつも、決して懐古主義(フェティッシュ)には陥りらず、一聴してそれと分かるレオナルド印のアナログの匂いと美しいメランコリックな旋律の奥から立ち上るのは、時代を超えた「一人の人間、一人のアーティストとしての生々しい姿」でした。 タイトルトラックM2の「Ecos À Deriva」が放つ"独りぼっちのサウダージ感"は、ブラジル音楽ファンのみならず、すべてのグッド・ミュージックを愛する人の心に深く染み渡るはず。静かに、しかし激しく心を揺さぶる至高の1枚。彼の最高傑作と断言したい素晴らしい新作。年間ベスト決定。(西原 幸雄)

AMANCIO D'SILVA『KONKAN DANCE』
https://theroundtable.bandcamp.com/album/konkan-dance
インド・ゴア出身の天才ギタリスト、アマンシオ・ダシルバが遺した名曲「Song for Francesca」。1970年代初頭、英国屈指の名レーベル《LANSDOWNE(ランズダウン)》からリリース予定でありながら、なぜか直前でキャンセルとなり、2000年代に入るまでマスターテープが眠り続けていたという、いわく付きの幻のアルバム『Konkan Dance』に収録された1曲。1960〜70年代のロンドンで起きた「インド古典音楽とUKジャズの邂逅」を象徴する歴史的音源ですが、私たち日本のリスナーがこの曲を聴くとき、ある不思議な郷愁に捉われる。どこか沖縄の島唄(民謡)のような、切なくも美しい南国の風を感じる。その直感は、音楽理論的にも裏付けられています。この曲の根底に流れる旋律は、まさに沖縄民謡の代名詞である「ド・ミ・ファ・ソ・シ」の5音、つまり「ニロ抜き(琉球)音階」の構造そのものだから。アマンシオの故郷であるインドのゴアは、美しい海とヤシの木に囲まれた南国の楽土。そこでは、インド古典音楽の「ラーガ」と、南アジアから東南アジア一帯に息づく神秘的な音階が交錯していた。彼が紡ぐギターの一音一音には、ジャズのモダンな響きだけでなく、波のようにゆったりとしたタイム感と、特有の揺らぎ(ガマカ)が宿っている。それが、沖縄の三線が持つ「引き算の美学」や島唄の情緒と奇跡的にシンクロを感じさせてくれる。ドン・レンデルやスタン・トレイシーといったUKジャズの巨星たちを従え、西洋のモーダル・ジャズのキャンバスに東洋の魂を描いたアマンシオ。一度は歴史の闇に消えかけたこの美しい対話が、時を超えて今私たちの耳に届く。インド・ロンドン・そして沖縄までもが一本の美しい糸で繋がってしまったかのような錯覚を覚える、時空を超えたインド産スピリチュアル・ジャズの至高の1曲です。(西原 幸雄)

Julles Ju『Inventário Cosmológico Desviante』
https://open.spotify.com/intl-ja/album/4Pm7OfWt6Z9mL8ZBelFibZ?si=BPotZszvRUaP5Kk_RaWQlw
たまたまSNSで見かけたのですがかなり内容が好みだったのでご紹介。ブラジルで活動するシンガーソングライター、マルチ奏者のほかSNSを拝見するにその他にも様々な活動されているミステリアスな印象のアーティストです。その内容は電子音を使用した実験的な音楽となっており、宅録特有の密室感もありながらスペイシーで奥行きも感じさせるものとなっております。執拗なまでのメインフレーズのリフレインやポエトリーリーディングなども用いたサイケデリックで陶酔的なアレンジからは、80年代ブラジルの自主制作盤やヨーロッパのエクスペリメンタルな作品、ライブラリーミュージックの影響なども感じられます。タイミング的にも、ディスクガイド「MUSICA LADO-B」に掲載されている作品などが好きな方にはぜひお薦めの内容です。(齋藤)
最新ニュース LATEST NEWS
2026.10.16
ラテン・ブラジル・ワールド
2026.10.16
ラテン・ブラジル・ワールド
2026.10.13
ラテン・ブラジル・ワールド
2026.10.08
ラテン・ブラジル・ワールド
2026.10.07
ラテン・ブラジル・ワールド
こちらから
ニュース&特集 NEWS & FEATURES
2026.10.15
トピック
2026.09.04
トピック
2026.09.04
トピック
2026.10.17
ソウル・ブルース
2026.10.17
ノイズ ・ アヴァンギャルド
2026.10.16
レゲエ
2026.10.16
トピック
2026.10.16
ラテン・ブラジル・ワールド
2026.10.16
クラブ・ダンス
2026.10.16
クラブ・ダンス
2026.10.16
ヒップホップ・R&B
2026.10.16
ヒップホップ・R&B
2026.10.16
ゲームミュージック
2026.10.16
ゲームミュージック
読み込み中...
アーティスト
タイトル
レーベル
詳細検索
読み込み中...